自然栽培米ササニシキ ~【世界農業遺産】大分県国東半島からお届けします~

大分県国東半島で私達が一生懸命作りました。

手作りホームページへようこそ。どうぞごゆっくりご覧くださいませ。
当店、自然栽培米専門店【Natural Style】がお届けする自然栽培米は、
農薬・肥料不使用、自家採種された安心安全のお米に限定しております。
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‘有機栽培’ カテゴリーのアーカイブ

有機栽培米のササニシキ・ヒノヒカリを直送します!

2016 年 8 月 19 日 金曜日

大分県国東(くにさき)半島の
村田 光貴さんは、
農薬も肥料も使用せずにササニシキとヒノヒカリを育てています。

農薬も肥料も使用しないので
普通は、この栽培で育てたお米を自然栽培米と言います。

一方、
有機栽培米という言葉もありますが
有機栽培米 ササニシキ・ヒノヒカリと聞くと
どのような印象があるでしょうか?

有機栽培米 ササニシキ・ヒノヒカリとは

自然栽培に携わっている方が
「有機栽培も自然栽培も根本は同じだ」と仰っていました。

これは、
どういう事か有機栽培(有機農業)の語源を調べると

有機農法とは
「1971年に農協役員だった一楽照雄が、経済領域を超えた大きな価値を有する
豊かな地力と多様な生態系に支えられた土壌から生み出された
あるべき農業のあり方を考案し、それを有機農業と呼んだ」(Wikipedia:有機農業)とあります。

確かに
有機栽培も自然栽培も同じだと言っていた方も
・土壌の地力
・多様な生態系
この2語をキーワードにしていました。

有機栽培米では、
その後、有機JAS認定でルールが定められ
「化学的に合成された肥料および農薬の使用を避ける」ことが記載されています。

このルールの中では、
有機肥料や一部の天然由来農薬(無機合成農薬)の使用は認められます。

現在の
自然栽培米と有機栽培米の名称の違いは
この有機肥料や一部の天然由来農薬(無機合成農薬)の使用の有無が関わってきています。

有機栽培の原則の考え方は自然栽培!?

1971年に一楽氏が有機農業を提唱した時の思想の根本には
・土壌の地力
・多様な生態系 がありました。

土壌の地力を向上させようとすると
適度な有機物が必要となります。

多様な生態系を向上させようとすると
農薬は使用せずに
適度な有機物が必要となります。

有機物は少ないと土壌の活力がなくなるし
有機物が多すぎると水質汚染にもなるし
生産された農産物も有害な物になる可能性があります。

では、
適度な有機物とは一体どれくらいなのでしょうか?

江戸時代の農業形態を見てみると
そこにヒントがあるように感じます。

江戸時代には
お金を持っている農家は、金肥といって
お金を払って、魚粕や油粕等を購入することができましたが

お金のない農家は、
刈草、草木灰、牛や馬を飼っている場合は厩肥、
人糞尿と自分たちで肥料を自給していました。

お金のない農家さんの自給肥料は
その地域で循環していた有機物を使用しています。

適度な有機物とは
その地域で循環するくらいの量ではないかと思います。

自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリの有機物は地域で循環する量である

自然栽培米と聞くと
無肥料栽培ですので、肥料不足となり、土壌が劣化していくと
考えられる方もいます。

しかし、
20年以上自然栽培米を育てている方もおられ
収量はずっとある程度一定しています。

長年、自然栽培をされている方は
有機物を栄養分と捉えていません。
土壌微生物

上の写真で
堆肥を地域の有機物と置き換えてくださいね。
すると
有機物を与える理由は、
土壌生態系を豊かにすることだと見えてくると思います。

有機栽培の根本にある概念ですね。

自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリにおける有機物とは!?

自然栽培の無肥料栽培だからといって
有機物はゼロというわけではありません。

自然栽培米では、
外部から投入される肥料はゼロですが
その地域にある有機物は、存在します。

主に下の3つですね。
1)  地上部の収穫後の粉砕された稲わら
2) 地下部の残根
3) 冬の間に育った植物

1)  地上部の収穫後の粉砕された稲わら
稲わら収穫残渣

粉砕された稲わらは、太陽・水・土のエネルギーを吸収した
土壌微生物が喜ぶ有機物です。

2) 地下部の残根
自然栽培米の根
自然栽培米での根っこは
一般の慣行栽培の根っこよりも多くなると言われています。
無肥料栽培なので、根っこを広く伸ばす必要があるためだと思います。
そのため
地下部の有機物も増え、土壌微生物が豊かになります。

3) 冬の間に育った植物
冬の水田
収穫後に冬の間に
太陽エネルギーを当てて、草を生やしています。
この有機物も次の代かきには土に戻していきます。

自然栽培米といっても
地域で循環している有機物があります。

有機栽培米の基本の概念である
「豊かな地力と多様な生態系に支えられた土壌から生み出されたあるべき農業」
に一致しているようにも感じます。

有機栽培米ササニシキ・ヒノヒカリも
自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリも
許可された有機肥料や資材等を使用するかどうかの違いはあるものの
根本的な土壌と生態系に目を向けた点では同じなのかもしれません。

 

 

 

 

有機栽培米と自然栽培米ササニシキの違い

2016 年 5 月 13 日 金曜日

私達は、農薬も肥料も一切使用しない
自然栽培米ササニシキとヒノヒカリを
大分県国東(くにさき)半島よりお届けしております。

自然栽培米とは、農薬はもちろん
肥料(化学肥料、有機肥料)を使用しませんので、
稲はきちんと生育するのか?という質問をよく受けます。

私どもは
自然農法に携わる者ですが、
自然農法の原則は、土の威力を発揮させることにあります。

土の威力を発揮させるという事は、
どのような土壌の状態をイメージされるでしょうか?

土の威力を発揮させる状態とは

土壌の生成ステージを見てみると
何が最も土壌の威力を発揮するのに大事なのかが見えてきます。

岩石から土壌まで

自然界では、人間が何も手を加えずとも
栄養分豊かな土壌になっていきますが、
そのためには、”生物の働き”がキーポイントになっています。

つまりは、
土壌微生物や土壌生物の命の豊かが
そのまま土壌の栄養分の豊かさに繋がっていくのです。

有機栽培米や自然栽培米において土壌生物を豊かにするには

土壌微生物や土壌生物の命の豊かさが
良い土壌を作っていくのに大事なキーポイントと分かりましたが、
ではどうすれば
土壌微生物や土壌生物が豊かになってくるのでしょうか?

簡単に言えば
農薬を使用せずに=土壌微生物・生物を減らさずに
有機物がある= 土壌微生物・生物の餌があることです。

有機栽培米に関し

有機栽培米の農薬に関しては、
許可された天然由来の農薬等はありますが
ほとんど使用される方は少ないかもしれませんね。

有機栽培米の肥料に関しては
有機肥料の使用は認められていますが
肝心なのは、どのような肥料を使用しているかというところでしょう。

有機物投入の本来の目的は
土作りです。土壌微生物を豊かにして土を威力を発揮させることです。
土壌微生物

しかし、
有機物投入を収量を増やすための肥効を狙って入れる方もおられます。
収量を増やすことは別に良いのですが
必要以上に施肥することで窒素分の多い作物になる可能性があります。
そして、
そのような作物には、虫や菌が付きやすいとも言われています。
不自然な作物は、虫や菌によって自然界に戻されるのかもしれません。

自然栽培米に関し

自然栽培米とは、
農薬や肥料(化学肥料、有機肥料)を使用せずに作られたお米のことです。

肥料を施さなければ、土が痩せていくと言われる方もおられますが
自然栽培においても有機物が入っています。

自然栽培米においての有機物
1)収穫時のコンバインの後ろからでる粉砕された稲わら
稲わら収穫残渣
稲わらは、太陽と土と水のエネルギーでできた
貴重な有機物ですね。
これを田んぼに鋤き込むことで土壌の微生物が増えだします。

2) 地下部の稲の残根

地下部には、地上部と同量の有機物が作られると言われますが
自然栽培米の根は、農薬や肥料を使用する慣行栽培よりも多いと言われています。
自然栽培米の根
自然栽培米と慣行栽培米の根っこを調べた方がおられますが
上の写真のように自然栽培米の根の方が
太根が多く(細根も多いかと思います)、
根の張りが良かったようです。

良い土壌を作るには、土壌微生物が必要で
土壌微生物の働きを活発にするには
有機物が必要となります。

有機栽培米と自然栽培米とでは、
有機物の種類に大きな差があります。

有機栽培米は、田んぼの外から持ち込んだ
動物糞を堆肥化した厩肥や魚粕ベースとした肥料もあります。
どのような有機肥料を使うかは、
生産者さんの思想によります。

一方、自然栽培で入る有機物は、主には
・収穫時の粉砕された稲わら
・地下部の稲の残根

田んぼの外から持ち込んで投入することはありません。
その田んぼ内で生産された有機物が活用されます。

有機栽培米と自然栽培米では、有機物の種類が異なるので
繁殖する土壌微生物も異なるのかもしれません。

外からの有機物を投入せずに
田んぼ内の有機物を循環させて栽培する
自然栽培米ササニシキがより自然な作り方ではないかと思っています。

有機栽培米は良いのか|村田自然栽培米ササニシキ

2016 年 3 月 23 日 水曜日

世の中には**農法といろいろな農法が出てきました。

1890年頃から西洋から農薬・化学肥料が入ってきて
その後日本の農業は、ガラッと変わってしまいました。

稲作の歴史で見れば、
約3000年のうち、
農薬や化学肥料を使いだしたのは、わずか120年前
それでも今では、農薬や化学肥料を使うことが当たり前となり
農薬や化学肥料を使う農法を慣行農法と呼んでいます。

通常ならば、慣行農法とは古い風習に従った農法という意味ならば
有機栽培(有機農法)、自然農法等が慣行農法ではないかと思うのですが。

いずれにしても
農薬や化学肥料を使用する現代の農法に懸念し
いろいろな農法がでてきたのだと思います。

有機栽培米(有機農法米)とは

有機栽培(有機農法)という言葉は、
1971年頃に生まれた言葉みたいです。

有機農法の語源を調べてみると、下記の通りです。

「農協役員だった一楽照雄が、経済領域を超えた大きな価値を有する
豊かな地力と多様な生態系に支えられた土壌から生み出されたあるべき農業のあり方を考案し、
それを有機農業と呼んだ」(Wikipedia:有機農業)

私達は、こだわったお米を届けておりますが
私達のこだわりとは、
お米の土台となる土壌は、有機物と土壌微生物の働きでできているので
土壌微生物などの田んぼに宿る命を重視した農法で栽培することです。

有機栽培(有機農法)という言葉を生み出した想いを見ると
まさに焦点を当てているのは、
・豊かな地力
・多様な生態系
この2つです。

自然栽培米とは、農薬も肥料も使用しない栽培方法ですが
これは、豊かな地力と多様な生態系がある適度できた土壌でできる農法だと思います。

土作りができる前の状態では、
どうしても土台となる土壌を作るために有機物と微生物の働きが必要となるかと思います。

自然栽培に移行する前に有機栽培という道を通るかと思います。

土壌の生成の流れを見てみると
下記のようになります。
岩石から土壌まで
土壌を作っていくには
岩石の風化作用の他に生物の働きが必要となります。

風化された岩石の上にコケや地衣類が入り
その死骸が土壌微生物の働きより分解され、徐々に土壌を作り地力を上げていくのです。

コケや地衣類から一年草植物や多年草植物等の大型の植物になってくると
供給する有機物も増えて、土壌の生成スピードが増してきます。

土壌微生物

出典: http://www.yanmar.co.jp/campaign/agri-plus/soil/knowHow/knowHow06.html

土づくりができていない土壌において
この土壌生成スピードを速くするために
有機栽培という名目で、有機物を入れることは良いと思います。

ただ、自然の法則を考えると
自然栽培米に投入する有機物は、
その田んぼから採れた稲わらや米ぬか、籾殻等が良いかと思います。

牛糞堆肥や、鶏糞堆肥は、
その土地には、本来ない不自然な堆肥となり、害がある可能性があります。

私達は、
農薬も肥料も使用しない自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリをお届けしておりますが、
有機栽培米も土づくりの段階で
有機物を単なる肥料として施肥するのでなく
土壌の微生物層を豊かにする目的ならば、良いと思っています。

土づくりができれば
有機栽培米から自然栽培米に移行していくことが可能だと思います。

自然栽培米・有機栽培米の平均収量|村田自然栽培米ササニシキ

2016 年 2 月 12 日 金曜日

村田自然栽培米では
農薬も肥料も使用しない自然栽培米を育てております。

自然栽培米の場合の平均的な収量は5.5俵/反あたりです。

各栽培方法での平均収量の目安は下記の通りです。

慣行栽培米:約9俵/反
有機栽培米:約7俵/反
自然栽培米:約5.5俵/反

別の言い方をすると
有機栽培米は慣行栽培米の収量の約80%
自然栽培米は慣行栽培米の収量の約60%

収量の面だけ見ると農薬も肥料も使用OKの慣行栽培ですね。
有機栽培の普及率が0.4%ほどですので
99.6%はこの慣行栽培で作られた作物となっています。

自然界のエネルギーで収穫できる量

自然栽培米は
肥料も農薬も使用しませんので
元々存在する自然のエネルギーのみで収穫しているのです。

稲作は連作ですので
何年も同じところで稲作をします。
自然栽培で20年以上されている方も収量は、ほぼ変わらず一定です。

自然のエネルギーとは、
すなわち
1) 土のエネルギー・栄養分
2) 水のエネルギー・栄養分
3)太陽光によるエネルギー
加えて、
前年度の収穫時にコンバインの後ろからでた粉砕稲わらが肥料となっています。

元々のこの自然界にある分で
約5.5俵/反の収量があるのですね。

そこに有機肥料を入れると1.5俵/反分多く獲れて
農薬や化学肥料をさらに加えると3.5俵/反分増えるという計算です。

つまりこの増えた分は、
人間の加えた物でできているように感じます。

何を目的に自然栽培米を作るのか

私どもは
別に農薬も肥料も否定はしません。

それぞれに考え・視点がありますので
良い悪いの判断は非常に難しいものです。

ただ私たちは、
農薬や肥料は、不必要だと考えているだけかもしれません。

農薬は、人間界で言うと抗生物質や解熱剤等の薬です。
化成肥料は、人間界で言うとサプリメント、栄養剤です。
有機肥料は、含まれている窒素分が多ければ、肉類や油脂類。

私達は、自然界から
土・水・太陽のエネルギーが凝縮された自然のエネルギーを頂きますので
農薬や化成肥料・有機肥料を加えてしまうと濁ってしまうように感じます。

自然の力で採れた
純粋な物を届けたいという想いと
環境にいい栽培方法で作れた農産物は、人間の体にも良いと考えています。

 

日本、世界での有機農業(有機栽培)普及率|村田自然栽培米ササニシキ

2016 年 1 月 26 日 火曜日

私どもがお届けするお米は
農薬や肥料を使用しない自然栽培米ですが、
まだ普及率は高くありません。

一般の慣行栽培から環境保全型に一歩進化した有機農業(有機栽培)は、
皆様が良く知る農法ですね。
スーパーでも有機栽培という言葉を聞くことができるかと思います。

日本での有機農業(有機栽培)普及率

日本では、知名度も上がってきた
有機農業(有機栽培)ですが、
日本での有機栽培の普及率はいったいどれくらいあると思われるでしょうか?

2011有機農業普及率
出典:農林水産省 有機農業の推進に関する現状と課題 平成25年8月

統計年によって異なるかもしれませんが
2010年では約1.2万戸(全体の0.5%)の農家さんが
1.6万ヘクタール(全体の0.4%)で有機栽培されているそうです。

そのうち、
有機JAS圃場は0.2%
有機JAS圃場以外0.2%(有機栽培をしているが有機JAS認定を取得していない)

日本での有機農業普及率0.4%が高いのか低いのか
世界の有機農業普及率を見てましょう。

世界の有機農業普及率

世界で最も有機農業が先進的な地域は、ヨーロッパです。
気候が冷涼で乾燥していて病害虫が発生しにくいという環境と
人々の食への意識が総じて高いことが有機農業の推進を進めているようです。

世界の有機農業
(出典:IFOAM「The world of organic agriculture」)

イタリアでは、近年のシェアーが9%程度で、ほぼ横ばいとなり高止まりしているが
ドイツやフランスでは、普及率が伸びている。

アジアに目を向けると
日本は0.2%(有機JAS認定のみ)となっているが
有機栽培をしている方(有機JASを取得していない人も含め)総数では0.4%程度なので
ほぼ中国と同普及率といえるかもしれません。

韓国では、近年普及率が倍増し1.0%となっており、
アジアで1.0%以上の普及率の国は韓国のみとなっています。

日本では有機農業は盛んに行われていると思っていましたが
国内での普及率、海外との普及率の比較を見てみると
まだ普及率が低い事が見えてきました。

イタリアの普及率が高いのですが
イタリアでは、昔から伝わる食品と地域自立を守ろうとする精神が伝統的に根付いており、
各地域での歴史や伝統、文化などの地域に対するこだわりと農業が一体化しているようです。

日本では、
夏場の高温、雨が多い気候ゆえに雑草や病害虫の発生等の要因があるが
安心安全の食材を作っていくことを中心に
田んぼや畑の土壌内の微生物層を豊かにし、命のある土壌を作り、
収穫された命のある作物をぜひ子供たちに食べていってもらいたい。

 

 

 

有機栽培米の窒素肥料の流れ|村田自然栽培米ササニシキ

2015 年 12 月 23 日 水曜日

私ども自然農法で基本となる考え方は
自然の摂理に合った農法をするという事です。

自然の摂理とは、一つに生態系のバランスがとれている状態。
すなわち生物多様性が保たれている状態を田んぼで作り出そうとしています。

また、田んぼに入ってくる栄養の流れも
なるべく自然状態に近づけようとしているのです。

下の図は、一般に水田や畑での循環を示しています。

窒素肥料の流れ
出典:http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/stfc/stt069j/0612_03_featurearticles/0612fa01/200612_fa01.html

農業における栄養分の流れを見ると
畑に入ってくる要素を見ると

1)自然から入ってくるもの

・太陽エネルギー
・雨
・土壌の栄養分および土壌微生物が分解したもの

2)人為的に投入したもの

・肥料・農薬
・堆肥等

自然から入ってくるものと人為的に入ってくるものに分けれるわけです。

自然栽培や自然農法と言われる栽培では、
1)の自然から入ってくる栄養素を頂いて栽培しています。

一方、慣行栽培や有機栽培では、
2)の人為的な資材も投入していきます。

 有機栽培米での問題点

有機栽培米というカテゴリーでは、
有機JAS認定に従って栽培されますが、
もちろん有機肥料を使用しても良いです。

さて、この有機肥料を何の為に施すのでしょうか?

そこがポイントになると考えています。

私も有機農業法人で働いている時もありましたので
良いものを作りたいという想いで作られている有機栽培者も多数いました。

そのような方の多くは、
土作りを考えて有機肥料を施していました。

土壌の生物多様性を豊かにして
作物の土台となる土作りをするためだったのですね。

この土作りのための有機肥料だったら
良いと思うのです。

しかし、一方で農産物の増収の為に肥料を施すという事もあります。

増収の為の肥料過多の汚染

窒素肥料(化学肥料、堆肥等)が増収の為に
必要以上に施された場合、
もちろん過剰施肥分は、どこかに流れる必要があるわけです。

一つは、植物が必要以上に多く窒素を吸って太った作物になる。
もう一つは、過剰窒素分が地下水に流れ込む。

過多窒素肥料の流れ
出典:http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/stfc/stt069j/0612_03_featurearticles/0612fa01/200612_fa01.html

過剰に余った窒素肥料分が
硝酸性窒素および亜硝酸性窒素となり、地下水に溶け込み水質汚染に繋がっています。

環境省の2004年に行った水質汚染の原因調査の結果では、下記の結果が残っています。
1位:施肥による汚染(39.6%)
2位:家畜排せつ物による汚染(16.2%)
3位:生活排水による汚染(15.5%)

窒素過多の野菜を食べると
体内の酸素を運搬する赤血球内のヘモグロビンと反応して
酸素を運搬できないメトヘモグロビンに変わる等と人間の体にも有害であると報告されています。

また、硝酸性窒素は、発がん性物質であるニトロソ化合物に変化する可能性があることも指摘されているようです。

人間の体に良い食べ物=自然環境に良い育てられ方をした食べ物

人間の体に良い食べ物を作ることは
同時に自然環境に良い食べ物を作ることに繋がります。

逆に

自然環境に優しい食べ物を作ろうとすると
人間が本来食べると良い食べ物になります。

多くの農家さんと繋がり
農薬や肥料を使用しない自然栽培米や自然農法米を広げていきたいと思っています。

 

有機栽培米に許可された農薬-自然栽培米ササニシキ-

2015 年 12 月 18 日 金曜日

私どもは、
大分県国東半島の自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリを
世の中に広めています。

農薬も肥料も使用しない栽培が自然栽培と言われる農法で
自然の力のみでササニシキを育てるシンプルな農法なのですが、
奥はすごく深いです。

私は、10年ほど前に有機農業法人で働いていました。

これからは、有機栽培、オーガニック農法の時代だという流れもありましたので
既にその頃には、自然農法の学びを受けて土台はできていましたが、
有機農業も体験するために、有機農業法人で働きだしました。

その有機農業法人は、しっかりしたところで農業に対する軸もありましたので
まっとうな有機農業法人でした。

その一方でいろいろと考えることもありました。

本当に有機農業とは、安全なのでしょうか?

有機農業には、許可された農薬がある

有機JAS認定では、「有機農産物」規格があり、認定されて初めて
JASマークが貼られます。
有機JAS認定において、「有機農産物」とは
「化学的に合成された肥料および農薬の使用を避ける」ことが記載されています。

つまりは化学的に合成されていない農薬なれば使用できるわけです。

有機JAS認定では、31種類の農薬を使用許可しています。

・無機農薬(無機硫黄剤、ボルドー液等の無機銅
・天然由来の物質(生石灰、マシン油、BT菌由来等)
・フェロモン剤、天敵利用

有機合成農薬は使用不可だが、無機合成農薬は可としています。

自然界に存在していない有機合成農薬は、自然界に残留したり、
食物連鎖の中で生物濃縮する危険性があるために使用不可となっている。

無機合成農薬は、残留性の危険性がないという事で区別されています。

もちろん有機農業をされている方には
純粋に農薬とつくものは一切使用せずに栽培されている方もいます。

このあたりをよく知りたい方は
直接米農家さんに聞かれると教えてくれるかと思います。

自然農法・自然栽培に関わる方は、
どのような農薬でも使用しません。

それは、おそらく視点の違いかなと思います。

見た目のいい物をつくる。
規格に合ったものを作る。
収量を上げるために作る。

このような視点は誰にでもあります。

もちろん自然栽培をされている方にも少なからずあるかと思います。

しかし、
自然栽培家さんたちと話をすると
もう一つ違う視点があります。

それは、

土壌微生物・土壌生物の事を考えている。
命を繋ぐ食べ物を作ろうとしている。

このような視点が
ほんの少し他の方よりも強いのかもしれません。

大分県国東半島の村田自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリも
そのような想いの中で育てられているお米です。

ぜひ、命を繋ぐ想いで育てた
お米をお楽しみ頂けたらと思います。

有機栽培米と自然栽培米で大事なポイント-自然栽培米ササニシキ-

2015 年 12 月 9 日 水曜日

大分県の村田自然栽培ササニシキ・ヒノヒカリでは、
土壌環境や田んぼ周辺の環境も考えて
農薬も肥料も一切使用せずに栽培しております。

肥料を与えずに育てると聞いてどのように感じるでしょうか?
栄養不足になって、土地がどんどん痩せていくのでは?と思いますか?

そのために肥料が必要なのではないかと。

化学肥料は、ダメだろうから
有機肥料ならば、きっと土にも良いだろうと思われるかもしれません。

私どものは肥料を使用しないので自然栽培米といいますが、
農薬不使用で有機肥料を使用して栽培したお米は、有機栽培米といいますよね。

私は、農業を学んでいるときに
土作りの為と思い、数々の堆肥を作りました。
牛糞、豚糞、鶏糞、魚粕、米ぬか、生ごみ、草、稲わら、落ち葉、木質チップ
いろいろな資材を組み合わせ、堆肥の発酵状態を調べました。

多種類の菌が住むこの発酵堆肥を土壌にまけば良いはずだと信じ
土壌微生物の働きから調べ、切り替えしの数までいろいろ調査しました。

有機農業法人でも働くことができ
私は、堆肥を作る業務に携わることができ、得意な分野でしたので、それは楽しかったです。

畑にまく堆肥は、草質系ベースの堆肥が良く
野菜の植え付け前には、必ず堆肥を撒き、
その栄養分で収量を上げていました。

残差もあるので、土作りにもなり、収量も上がるので
堆肥は良いなと信じていました。

でもある時にフッと思いました。

この収穫した野菜は、何でできているのだろう?

土の力か
水の力か
生産者の努力の賜物か

それとも
堆肥そのものか・・・・・

人間の体は、自分の食べた物でできています。
それと同じで
米や野菜は、土に存在した物質やエネルギーでできているのです。

そのため有機栽培で有機肥料を施肥をするとしても
どのような有機肥料を施すかが非常に重要だと思うのです。

有機JASで一番推奨されているのは、
圃場で採れた作物の残渣や付近に生えている植物の残渣です。

圃場周りの草などを余分なものを入れずに発酵させるのは良いですね。

逆に牛糞を大量に使った牛糞堆肥を施した畑などでは
結構においがきついところもあります。

植物は、牛糞堆肥でできた植物になるだけでなく
余剰肥料成分が地下水や河川に流出して水質汚染の原因ともなります。

私は有機栽培を否定はしませんが
何のために有機肥料を施しているのかな?と。

単に収量を上げる目的の為?
土壌微生物を活性させ土作りの為?
無肥料栽培より健康的で生命力の溢れる作物を作れると信じている為?

生産者の方の想いがお米や野菜の形になるので
有機肥料を施している有機栽培米を作られる方は、
何のために有機肥料を施しているのか?

無肥料の自然栽培米は、
何のために肥料を施さないのか?

生産者が信じている信念。
これが大事な要素になります。

 

有機栽培の本質は良い-自然栽培米ササニシキ-

2015 年 12 月 6 日 日曜日

食べ物を選ぶ際に、
どのような農法で育てられたかというのは、一つの判断基準ですね。

私どもの届ける自然栽培ササニシキは、自然栽培と呼ばれる方法ですが、
自然栽培はシンプルで農薬・肥料(化学肥料・有機肥料)を一切使用しない栽培方法です。

世の中に認知の広がった
有機栽培は、皆さんもご存知かと思います。

この有機栽培は、どのような栽培方法なのでしょうか。

有機栽培には、有機農業、有機農法、オーガニック農法とも呼ばれることがありますが、同じ意味です。

有機JAS規格というルールを作り、有機農産物の定義をしております。

有機農産物とは、
「生産から消費までの過程を通じて、化学肥料・農薬等の合成化学物質や生物薬剤、放射性物質、遺伝子組み換え種子および生産物等を全く使用せずに地域の資源だけを活用し、自然が本来有する生産力を尊重した方法で生産されたもの」と定めています。

大まか聞くと有機栽培もいいねと感じますね。

農薬と化学肥料は使用せずに栽培して
自然が本来有する生産力を尊重した方法と定められていますので
良い農法に感じます。

しかし、有機栽培を細かく見ると
許可されている農薬があります。
一部の無機農薬(無機硫黄剤、無機銅などのボルドー剤)、天然由来殺虫剤等は使用してもOKです。

肥料も有機肥料はOKですが、動物家畜糞由来の「動物性有機肥料」も草等の「植物性有機肥料」もどちらも有機肥料として同じです。
どちらの有機肥料をどれだけ使っているのか?が気になるところです。

有機栽培の根本的な考え方は、いいと思います。

有機栽培の目的は、安全な食の生産、環境を守ること、自然との共生、地力の維持、生物多様性の保護等もあります。

有機農産物の定義の最後に
自然が本来有する生産力を尊重した方法で生産されたもの」とあります。

ここが本質ではないでしょうか。

この本質を押さえているならば、
有機栽培米・有機農法米でも自然栽培米でも良いと感じています。
自然栽培米 ササニシキ
自然環境や田んぼに住む生物達を考えた栽培をすると
稲も何だか喜んでいるように感じます。

私達はササニシキを広めようと考えていますが
この自然を尊重した考え方が土台にあれば
有機栽培米ササニシキでも自然栽培米ササニシキでもどちらでも良いものが届けられると思うのです。