自然栽培米ササニシキ

大分県国東半島で私達が一生懸命作りました。

手作りホームページへようこそ。
当店は、自然栽培米専門店ナチュラルスタイルです。
当サイトは、「日本に残したい自然栽培米ササニシキなど伝統のお米」をお届けしております。

‘ササシグレ’ カテゴリーのアーカイブ

ササニシキとミナミニシキの共通点と相違点とは

2020 年 3 月 18 日 水曜日

ミナミニシキご飯

今現在、日本の食卓でよく食べられているお米は
モチモチとした粘りと甘さが特徴のお米です。
多くの人々にこのような食味が美味しいとされ、食べられています。

このように粘りと甘さのあるお米のほとんどには
今や日本を代表するお米、コシヒカリの遺伝子が含まれています

では逆に、モチモチしていない、粘りがなく甘さもない
あっさりとした食味のお米があるとしたら、どうでしょうか。

普段から、粘りと甘さのある食味のお米ばかりを食べていると
あっさりしているお米がどのような食味が、想像はつかないことでしょう。

しかし、あっさりした食味のお米は、粘りと甘さは控え目なので
体になじみやすく、スっと入ってくる感覚があります。

そして、胃もたれしにくく、噛めば噛むほどに少しづつ増す甘さには雑味がなく
お米本来の美味しさを味わうことができます。
あっさりしているので、おかずの味も引き立てます。

このようなあっさりした食味のお米には
ササニシキやミナミニシキがあります。

現在ではあまり多くは作られていない2つのお米について
ご紹介致します。

サニシキとは

自然栽培米 ササニシキ

1953年に宮城県古川農業試験場でハツニシキ×ササシグレから生まれ
1953年-1963年の育成期間を経て、1963年に世の中に出たお米です。

ササニシキ系統図

ササニシキは誕生した当初、コシヒカリと並ぶブランド米でした。
しかし、天候に左右されやすく栽培が難しいため
次第に入手しにくいお米となってしまいました。

しかし、あっさりしていて甘すぎない食味は
刺身や煮物といった和食にはぴったりです。

おかずや調味料の味を引き立てるので、特に酢飯には最適です。
今でも多くの寿司店では、ササニシキが使われているのです。

ミナミニシキとは

2016年自然栽培米ササニシキ

ミナミニシキは、
父に秋晴、母に南海43号(トヨタマ)を持ちます。
1967年に宮崎県総合農業試験所で誕生しました。

ミナミニシキ系譜図

ミナミニシキの作付面積ピークは
1986年に3.5万ヘクタールまで伸び全国11位。しかし1989年以降、激減しました。
2000年のデータでは、作付面積は327位となり、
今ではほとんど栽培されておらず、熊本で栽培されているのみです。

この二つのお米、名前は似ていますが
系統は全く別です。誕生した時期も同じではありません

ササニシキとミナミニシキの共通点とは

ササニシキとミナミニシキ、2つの共通点は
やはり、食味があっさりしているという点です。

上の系譜を見ての通り、2つとも、コシヒカリ系の遺伝子を含んでいません。
従って、粘りや甘さのないサラサラとした特徴をもつお米なのです。

さらに、ササニシキとミナミニシキは
お米のでんぷん質が原因で引き起こされる米アレルギーが起にくいお米といわれています。

血液検査

しかも、2つのお米には
お米の粘りと甘さを抑えるアミロースという物質を多く含んでいます。

ササニシキとミナミニシキは、このアミロースによって作れられる
消化吸収されにくいでんぷんを多く含んでいるので
コシヒカリなどに比べ、糖の吸収が遅いといわれています。

従って、食後における血糖値の上昇が緩やかになるため
糖尿病にも効果が期待できるお米なのです。

ササニシキとミナミニシキの味の違いとは

おにぎりを食べる子ども

ササニシキとミナミニシキは、あっさりした食味のお米ですが
具体的な違いはあるのでしょうか。

長期間、2つのお米を食べ続けると、次第に違いが実感できるようになります。
あえて違いを付けるならば、ミナミニシキの方がよりあっさり感があります。

少し粘りが必要と感じる人には物足りないかもしれませんが
体にスッと入ってくる感覚があります

もちろん、味や食べやすさに関しては、人それぞれ好みがありますので
自分の体に合ったお米を探すのがベストですね。

世界農業遺産の大分県国東半島での雨不足の影響を受けた自然栽培米ササニシキ・ササシグレ

2018 年 11 月 11 日 日曜日

昨今、世界農業遺産の大分県国東半島での
ササニシキ・ササシグレの収獲が厳しくなってきています。

天候が両極端になってきているのですね。
雨が降る時は大雨になり、降らない時は日照り続きとなっています。

大分県の国東半島は
世界農業遺産に指定されていますが、
その地域に合った独自のため池文化が認められた土地なのです。

ため池文化が発達したという事は
昔から水不足に悩まされた土地だったのです。

その土地で、自然栽培米ササニシキ・ササシグレ・ヒノヒカリを育てる
村田光貴さんの喜び米自然栽培米ササニシキ・ササシグレは毎年、水をどうするかが課題なのです。

日照りのササニシキ

日照り続きの大分県国東半島の自然栽培米ササニシキ・ササシグレ

今年の8月は非常に雨が少なかったですね。
ササニシキやササシグレは9月頃収獲ですので
8月の稲穂が充実する時に雨が降らないと大きな影響を受けてしまいます。

大分県国東半島では、
8月に全く雨が降らず、”このままでは、枯れてしまう”と思った村田光貴さんは
ポンプを買い、川から水を引いて何とかこの水不足を乗り越えようと奮闘していました。
日照りのササニシキへ水

村田さんは、4月の種まきから稲達を大事に育てているので
稲が水不足で枯れるというのは何としても避けたいという想いで8月は奮闘していました。

ササニシキ・ササシグレの稲が水不足で枯れる

雨が少ない大分県国東半島では、ため池文化が発達しています。

上流のため池から水が放流され、地域の田んぼは利用していくのですが
下流の田んぼでは、水が回ってこないことがあります。

ポンプを回して、水を引いたりと奮闘するのですが
小面積の田んぼが散在しているので
どうしても手が回らない田んぼが出てくるのですね。

私も毎年、数々の自然栽培米農家さんの田んぼを訪れますが
始めて、枯れる稲を見ました。

日照りのササニシキ

種まきから大事に育てて
田植え、除草と手をかけてきたのに
収穫まであと1ヵ月となった8月に全く雨が降らない日照りを受けて枯れる。

村田さんは、わが子のように稲を育てるので
この状況は、非常に心が痛む状態です。

日本は、雨が多い地域なので
水のありがたさに気付きにくいかもしれませんが
このような稲の状態を見ると
普段の身の回りにある水がどれだけありがたいのか再認識できます。

日照りの中、逞しく育ったササニシキ・ササシグレ

これまでにないくらい日照りの影響を受けたササニシキ・ササシグレですが
逞しく育った稲もあります。

日照りでもガンバっているササニシキ

この稲穂も実は、かなり水不足の影響を受けています。

上の写真は8月末のササニシキですが
本来ならばもっと稲穂も充実して頭が垂れている状態になっているはずなのです。

枯れずに逞しく育っているのですが
8月の日照りの影響は、米粒の品質にも影響を及ぼします。

稲が夏の高温の影響を受けると
米粒がガンバって生きようと呼吸が多くなるので乳白色気味になります。

乳白色のお米は食感が柔らかくなってしまうので
お米の等級的には良くありませんが
今年は、一部高温・水不足の影響を受けた乳白色のお米が混ざることがございます。

今年は、これまでにない8月の日照り続きのため
水不足の影響を受けたササニシキとササシグレですが
逞しく育ったお米です。

自家採種もしていますので、
この厳しい環境下で生きぬいた遺伝子が残っていきます。

年々進化していくササニシキとササシグレをお届けしていきたいと思いますので
どうぞよろしくお願い致します。