自然栽培米ササニシキ ~【世界農業遺産】大分県国東半島からお届けします~

大分県国東半島で私達が一生懸命作りました。

手作りホームページへようこそ。どうぞごゆっくりご覧くださいませ。
当店、自然栽培米専門店【Natural Style】がお届けする自然栽培米は、
農薬・肥料不使用、自家採種された安心安全のお米に限定しております。
週1回火曜日発送となります。※日曜日17時までのご注文を火曜日発送致します。

‘自然栽培米’ カテゴリーのアーカイブ

無農薬にこだわる自然栽培米ササニシキ田植え(大分県国東半島)

2017 年 4 月 24 日 月曜日

世界農業遺産に登録されている大分県国東(くにさき)半島で
農薬も肥料も使用せずに育てる自然栽培米ササニシキの田植えが4/20頃から始まりました。

九州で最も栽培面積の多い品種は、ヒノヒカリですが
ヒノヒカリの田植え時期は6月中旬頃です。

大分県国東半島で栽培されるササニシキの田植え時期は早いですね。

自然栽培米ササニシキ田植え

いわゆる「早期米」の部類に入るかと思います。
もともとササニシキは、東北地域のお米ですので品種特性上早く植え付けられます。

九州でササニシキは珍しいのですが
それを可能にしているのには種に秘密があるのです。

大分県産 自然栽培米ササニシキの種の秘密

大分県国東半島に村田 光貴さんという米農家さんがいます。

ご自身の体が化学物質過敏症であったために
農薬や肥料を使用しない無農薬にこだわった自然栽培米ササニシキを育てています。

九州でササニシキを育てることができる
村田さんの自然栽培米ササニシキの特徴は
大分県で自家採種を10年以上していることにあります。

種籾

ササニシキの種籾自身が、
九州の大分県で育つ遺伝子を引き継いでいるのです。

さらに、
栽培では、農薬も肥料も使用しませんので
無農薬や自然栽培で育ってきた遺伝子情報も引き継いでいます。

消毒しないササニシキのポット苗

3月上旬にササニシキの播種をしました。

播種をする前に通常は、温湯種子消毒をします。
温湯種子消毒とは、播種前の種籾を60度くらいのお湯に10分ほど浸ける作業です。

温湯種子消毒により
種子の周りにいる病気の原因となるカビや細菌を消毒するのですね。
ばか苗病、いもち病、苗立枯細菌病などを防げる効果があると言われています。

村田さんは、この温湯種子消毒を行いません。
消毒という言葉にピンとこなく、そのままで良いという考え方なのです。

4/20頃には15㎝ほどの苗に育ちました。

自然栽培米ササニシキのポット苗

播種する際に、苗箱に播種する場合とポットに播種する場合があります。

写真のように村田さんは、ササニシキをポット苗で育てています。

ポット苗の方が、田植え時に根を傷つけることがないので
定植後に根の活着(根付き)が良いと言われています。

無農薬にこだわった自然栽培米ササニシキの田植え

ポット苗を使用した時と苗箱を使用した時では、
田植え機が異なります。

ポット苗の田植え機は、
ポット苗を前方にセッティングするタイプなのです。
(苗箱タイプの田植え機は、後ろに苗箱セッティング)
自然栽培米ササニシキ田植え

村田さんは、この大分県国東半島で10町ほどの大面積でお米栽培をしていますが
田植え時には、村田さんの弟や知人の方々に手伝ってもらっています。

この時期は、朝6時から夜22-24時くらいまで
昼は田植え、夜はライトを付けて代かきをするようです。

また、田植え後、2~3日後にチェーン除草を開始するので
かなり濃い作業を1日で終わらせていきます。

自然栽培米ササニシキ田植え

村田さんの奥さんの恵さんも
田植えがスムーズに進むように一緒に作業をしています。

村田 光貴さんに田植えで大事にしていることを伺いました。

その答えは、

「なるべく、うすく」という答えでした。

うすく、つまり疎ということですね。

ササニシキの定植後の写真を見てもらうとお分かりのように
一本植えでかつ、間隔が広いのです。

自然栽培米ササニシキ苗

苗の間隔は、30㎝×30㎝となっており
田植え機で最大限広くできる間隔で植えています。

通常は、なるべく
多くの収量を上げるために一株に3~5本ほど植え
苗の間隔も条間30㎝、株間15~20㎝ほどで自然栽培に比べると密ですね。

密に植えると
稲の高さが50㎝ほどになってくると稲の根元が暗くなってきますが
疎に植えると
稲の根元は明るく、風通しも良いです。

稲にとってどちらの方が気持ちが良いのか?

自然栽培米農家は、稲の気持ちになって環境作りを考えているのだと思います。

田植え後に、自然栽培米農家がする作業は
苗が田んぼで主役になるように除草や水管理をしたり
稲が育ちやすい環境作りをしていくのですね。

田植えは、これまで大切に育てた子供が社会(外の世界)に出るのと同じです。
完全な保護の下ではありませんが
育ちやすい環境作りはしてあげて、
これから育っていく姿を見守っていきたいですね。

 

自然栽培米ミナミニシキとササニシキの違いとは!

2017 年 2 月 7 日 火曜日

日本での稲作の歴史を見てみると
岡山県の遺跡調査において、
縄文時代後期の土器から稲の種籾の跡が見つかっており
日本では、約3500年の稲作文化あることが分かりました。

約3500年の稲作文化の中で
いろいろな品種改良が進められましたが
最も品種改良が進んだのは戦後ですね。

特に1970年以降には、徐々にコシヒカリが作付面積を増やし
1979年には全国で作付面積1位となりました。

この頃からコシヒカリ系の甘味や粘りがあるお米が
美味しいお米の代名詞となりコシヒカリ系の遺伝子を含む稲の品種改良が進められてきました。

私達、自然栽培に携わる者たちとしては
本来、私たち日本人が日常に食べてきたお米は
甘味や粘りがあるお米でなく、
あっさり系のお米だったと思っています。

あっさり系のお米:ミナミニシキとササニシキ

私達があっさり系のお米が本来のお米であると思う理由は2つあります。

一つ目は、
江戸時代の人が一日に5合のお米(穀物)を食べていたという記録が残っていますが
あっさりとしたお米でないと一日5合も食べれません。

二つ目は、
コシヒカリであっても農薬や肥料を使用せずに自然栽培で育て
さらに自家採種を続けていくと
あっさりしたお米に変化してきます。

つまり、昔ながらの自然栽培で育てれば、
あっさりしたお米になっていくのが自然体のお米だと感じています。

私たちが現在お薦めしている
あっさり系のお米は2種類あり
【ミナミニシキ】と【ササニシキ】です。

この2種類はどのような違いがあるのでしょうか?

【ミナミニシキ】と【ササニシキ】の栽培地と系譜図

【ミナミニシキ】と【ササニシキ】の栽培地を知るには
そのお米が生まれた出生地が参考になります。

【ミナミニシキ】

ミナミニシキ系譜図

ミナミニシキは
1967年に宮崎県総合農業試験場で南海43号(トヨタマ)×秋晴から生まれ
1967年-1975年の育成期間を経て、1975年に世の中に出ました。

ミナミニシキ系譜図を見ての通り
コシヒカリの遺伝子は含まれていませんね。

【ササニシキ】

ササニシキ系統図

ササニシキは
1953年に宮城県古川農業試験場でハツニシキ×ササシグレから生まれ
1953年-1963年の育成期間を経て、1963年に世の中に出ました。

こちらのササニシキの系譜図を見ても
コシヒカリの遺伝子は含まれていませんね。

出生地を見ると、
基本的には
ミナミニシキは九州生まれ
ササニシキは東北生まれという特性があります。

ただ九州でも一部、大分県の村田さんのように
ササニシキを栽培している自然栽培米農家さんがおられます。
そのような方は、自家採種を続けて、その土地にあったササニシキを作られている方です。

【ミナミニシキ】と【ササニシキ】の生育の違いとは

明治時代の稲の品種で有名なのが、
西の【旭】、東の【亀の尾】ですね。

旭の特徴は、
長稈(ちょうかん:稲の背が高い)で収穫時期が遅い晩生(おくて)品種

亀の尾の特徴は、
長稈(ちょうかん:稲の背が高い)で収穫時期が9月中の中生(なかて)品種

【ミナミニシキ】と【ササニシキ】の生育特性を見てみると

【ミナミニシキ】に関しては
長稈で収穫時期が10月末の晩生品種で昔の旭の特徴と似ていますね。

一方
【ササニシキ】(大分県産)に関しては
長稈ではありませんが収穫時期が9月中旬頃と中生です。

同じ**ニシキという名前ですが
その生育特性は異なっているのが分かります。

【ミナミニシキ】と【ササニシキ】の食味の違いとは

この2種類のお米の特徴は
コシヒカリ系の遺伝子を含まずあっさりした食味に特徴があります。

どちらも甘味や粘りを追求したお米ではなく
昔ながらのあっさり系のお米なのですが
あえて違いを付けるならば
【ミナミニシキ】の方があっさり感があります。

長い間この2種類のお米を食べ続けると
徐々に違いが分かってきます。

ササニシキは、コシヒカリ系のお米よりは
胃に負担無くあっさりと食べることができます。

ミナミニシキは、さらにササニシキよりもあっさりしており
少し粘りが必要と感じる人には物足りないかもしれませんが
体にスッと入ってくる感覚があります。

味や食べやすさに関しては、
人の好みがありますのでどれが良いといえませんので
自分の体に合った体が喜ぶお米を探すのが宜しいかと思います。

【ミナミニシキ】も【ササニシキ】も
昔ながらのあっさりしたお米の特徴を持ち
私どもは、本来日本人が食べてきたお米だと捉えています。

そのため
私どもはお子様にこそ食べて頂きたいお米だと思っています。
おにぎり

これからは
舌で感じるお米の味だけでなく
体に入った後に体がどのように感じるのかというのも大事になってくると思っています。

そのお米は
食べた人の体に喜ばれるのかどうか

私どもはその価値観を大事にして
農薬も肥料も使用しない自然栽培米を届けていきたいと思っています。

大分県国東半島の自然栽培米ササニシキ
大分自然栽培米ササニシキ

熊本県の自然栽培米ミナミニシキ
前田自然栽培米ミナミニシキ

 

 

グルテンフリーの玄米粉・米粉|自然栽培米ササニシキ使用

2016 年 11 月 29 日 火曜日

世界農業遺産に認定された大分県国東半島より
農薬も肥料も使用しない自然栽培米ササニシキを
熱を持たない方法でそのまま粉にした玄米粉や米粉をお届けいたします。

自然栽培米農家の村田さんは、
ご自身が化学物質過敏症であったために
ご自身の食べ物が制限されていました。
村田 光貴

お米を食べれる喜びを知り、
お米以外にも、
食べれる物の幅を広げるために
自然栽培米ササニシキを粉にして玄米粉・米粉を作りました。

この玄米粉・米粉の特徴として
よくグルテンフリーという言葉を聞きますが、
グルテンフリーの食材とは、一体どのような食材をいうのでしょうか?

グルテンとは

グルテンとは、
小麦や大麦、ライ麦等と麦類には含まれてるタンパク質の一種です。
ラテン語のglue(接着)を語源としており、
粘り等のモチモチ感を生み出すタンパク質です。

小麦を使った製品としては、パンやパスタ、うどんと多様に存在しますね。
小麦粉をこねると粘りや弾力が生まれ、
パンやパスタ、うどんの食感にモチモチ感を生みますが
グルテンは、その役割を担っているわけです。

近年のパンには、モチモチ感やふわふわ感を求められるようになり
小麦の品種改良によりグルテン量の多い小麦が栽培されるようになったそうです。

それに伴い、
アレルギーの人も増えてきたと言われています。

現代の商業的な都合に合わせ
品種改良した結果、不自然な食べ物となりアレルギーの方が増えたというのは
お米も似ていますね。

グルテンフリーとは

グルテンフリーという言葉は、
英名をそのまま言葉にしていることから分かる様に
欧米の健康志向の高い人の間で流行った
グルテンを含まない食事療法のことを言います。

グルテンフリーの食品は
米粉、澱粉、コーン類を代用しているようです。
例えば、通常小麦粉からできるお菓子も
米粉のお煎餅やコーンチップスにするとグルテンフリーとなります。

グルテンフリーを意識している人では
OK食品とNG食品と下のように分かれているようです。

グルテンフリー
出典 http://green-romp.com

グルテンフリーダイエットでは、
上記のOKとされる食材を薦めているようです。

グルテンフリーを薦めている方の
買い物リストはこちらになっています。

グルテンフリー食材

NO食品を見てみると
パンやパスタ、ピザと小麦粉でできていますが
小麦粉類は、組合せとして油脂分が合いますので
ダイエットという側面でみると
何を組み合わせて食べているのかというのが影響しているように感じます。

本当にグルテンフリー食品が良いのか?

体がグルテンを異物だと認識し、敏感に反応をしてしまう人もいます。
この原因は、様々な論争があるようですが、
グルテンに敏感に反応をする人の多くは、セリアック病を持っている場合が多いようです。
(小麦アレルギーの方は、必ずしもグルテンに反応しているわけではありません)

セリアック病は小麦、ライ麦等に含まれるグルテンに対する免疫反応が
引き金となって起こる自己免疫疾患で、小腸の粘膜が炎症を起こしてしまい
栄養吸収の阻害をするようです。

日本では、セリアック病の方は約0.7%くらいで
アメリカとイギリスでは、約1.0%と言われており
50年前と比べると約4~5倍増えているようです。
(出典:http://www.gizmodo.jp/2014/04/post_14415.html)

確かにこのような方たちにとっては、
グルテンフリー食品は識別をする上でも必要だと思います。

しかし、
一般の方にとって
グルテンを敵視する必要はあるのかは疑問です。

グルテンフリー食品は、
確かに上の買い物リストを見て頂くと分かる様にヘルシーな食べ物が多いですね。

一方、NOの食品は、
油もの、油脂を使うものが多いですね。
ダイエットという視点で見たときに
昔と今との食生活の大きな違いは
今は、高タンパク質、高脂質になっている点だと捉えています。

特に日本では、
戦後に洋食のパンやパスタ、多様な肉食が入り込み
高タンパク質、高脂質な食生活に変化してきました。

ダイエットという側面を見るならば
戦前の日本、戦後の日本
食事様式を比べれば、ヒントがあるのではと思います。

アレルギーという側面を見るならば
現代にモチモチ感を出すために
品種改良をされた小麦を避けるのが無難なのかもしれません。
※しかし、小麦もお米と同様に自家採種等で変わってくる可能性はあります。

自然栽培米ササニシキの玄米粉・米粉をお届けする理由

私どもが自然栽培米ササニシキを粉にした玄米粉や米粉をお届けする理由は
安心安全の自然栽培米ササニシキを楽しむ幅を広げれればという想いです。

玄米粉や米粉の原料となっている
自然栽培米ササニシキは、
農薬や肥料を使用しない自然栽培で育てられたササニシキです。

お米では、1980年頃から粘りや甘味を追求して
品種改良されたお米が登場してきましたが、
ササニシキは、昔の日本のお米の特徴を持つあっさり系の米です。

ササニシキ等のあっさり系のお米は、
アミロース含量が多いと言われていますが
アミロース含量が多い米粉は、麺を作った時の「麺ばなれ:麺がくっつかない」や
パンの形状を保つには良いと言われています。
(参考:米粉の食品利用の現状と今後)

そのササニシキを
自然栽培米水田で10年以上自家採種をしていますので
より安全安心な玄米粉と米粉をお届けできるかと思います。
喜び玄米粉・喜び米粉

※喜び米:村田自然栽培米ササニシキを原料としているので
名称は、喜び玄米粉、喜び米粉としています。

私ども日本人の米食文化は約3000年と言われており
お米は、私たちの体になじむパワーフードです。

ぜひ、
自然栽培米ササニシキを100%使用した
玄米粉と米粉をパン作りやケーキ作り、揚げ物等にもご利用いただければと思います。

玄米粉・米粉-自然栽培米ササニシキ使用-

自然栽培米ササニシキを100%使用した玄米粉・米粉はこちら

発芽する村田自然栽培米ササニシキ玄米 -喜び米大分県国東半島産

2016 年 10 月 17 日 月曜日

2013年に【世界農業遺産】に認定された
大分県国東半島で農薬も肥料も使用しないで
村田 光貴さんは、自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリを育てています。

稲が育つ喜び、豊作の喜び
食べた人が喜ぶようなお米をお届けしたいという想いから
「喜び米」と名付けております。

農作物は、天候の影響を多大に受けますが
今年は、夏の水不足や高温により
稲にとっては、ストレスのある環境となりました。

収量は、
例年と比べて大幅に減ってしまいましたが
残ってくれた自然栽培米に感謝です。

新米の時期になると
毎年発芽実験をしていますので
その結果をお伝えします。

自然栽培米ササニシキの発芽の様子

大分県でのササニシキは
8月の暑い時期を超えて9月に収穫をするため
今年は、夏の高温の影響を受けましたが
自然栽培米ササニシキは元氣に発芽してくれました。

村田自然栽培米ササニシキ発芽浸水12時間後
上の写真は、
浸水後12時間たった状態のササニシキです。

胚芽の部分が、
プクッと膨らんできているのが分かると思います。

さらに
浸水後24時間後の状態を見てみると
村田自然栽培米ササニシキ発芽浸水24時間後
もっと胚芽の部分が膨らんで
ちょこっと芽のような突起が出てきていますね。

通常は、これ以上浸水する必要もないのですが
さらに浸水を続けてみました。

下の写真が
108時間後(浸水後4日半)の状態です。

村田自然栽培米ササニシキ発芽浸水108時間後
胚芽の部分から
かなり長い芽が伸びていますね。

今年の自然栽培米ササニシキも
元氣に発芽してくれて良かったです^^

発芽する自然栽培米ササニシキ玄米を大分県よりお届けいたします

私どもがお届けしているお米の特徴は
下記の4つを満たしています。

1.  農薬を使用していない
2.  肥料を使用していない
3.  自家採種をしている
4.  農家さんが良い想いの持ち主である

大分県の村田 光貴さんの自然栽培米ササニシキは
大分県での自然栽培歴は3年目となり
栽培を開始する前に
10年以上農薬も肥料も使用されていない自然放置された田んぼを選択しているので
農薬も肥料も13年以上入っていない田んぼで栽培しています。

また、ササニシキの種籾は
自然栽培水田で12年自家採種されている種籾となっています。

そして、
私が最も大事と思っている点が
農家さんの想いの部分です。

私は、
「農家さんの想いがお米という形になっている」と捉えていますので
農家さんが、どのような想いで自然栽培米を作っているのかを大事にしています。

村田さんのお米の名称「喜び米」に込められている想いは
食べた人に喜んでもらい、
そして自然に感謝する想いです。

農薬も肥料も使用しないで
自然栽培で育てたお米の生命力を
ぜひ皆様の生命力の糧にして頂きたいと思います。

2016年度喜び米-自然栽培米ササニシキ収穫-

2016 年 10 月 3 日 月曜日

9月末に
大分県国東(くにさき)半島で農薬も肥料も使用しない
喜び米-自然栽培米ササニシキの収穫がありました。

自然栽培米の田んぼでは
例年のごとく、綺麗に緑色が抜けてくれますので
収穫時期には美しい黄金色の田んぼ風景を見せてくれます。

2016年自然栽培米ササニシキ

今年は、夏の水不足で田んぼに水が入ってこないこともあり
草が繁茂してしまいました。

上写真では、見えないのですが
田んぼの地表面にはコナギが生えていました。
別の田んぼでは、ヒエ類が生えていました。

村田自然栽培米ササニシキでは、
除草剤等の薬剤は一切使用しませんので
田植え後にチェーン除草により、除草作業を行っています。

水を入れたい時に水を入れることができない田んぼもあり
ヒエ等の草の勢いが強くなり
今年は、収量が減ってしまいましたが
元気に育ってくれました。

2016年度自然栽培米ササニシキ

今年のササニシキを見てみると
夏の水不足や高温の影響により
お米が乳白色がかっております。

ちょうどササニシキの収穫が9月ですので
夏の高温の影響を受けてしまいました。

今年は、
夏の水不足と高温により
例年と比べ、乳白色のお米が多いように感じます。

大分県でササニシキを育てる村田 光貴さんは、
元々は岩手県で自然栽培をしており
今年で、大分県国東半島で自然栽培を始めてから5年が経ちました。

国東半島で田んぼを開始する際も
より純粋な自然栽培米を皆様にお届けするために
農薬や肥料の影響を10年以上受けていない田んぼを選ぶなど
徹底して純粋なお米作りを目指しています。

今年は、
天候の影響を受けてしまいましたが
食べた方の体と心が喜んで頂けるように
愛情を込めて自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリの栽培に取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

 

 

無農薬や自然栽培で育てたお米は体に良い!?|自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリ

2016 年 9 月 4 日 日曜日

日本の稲作においては
1950年代から西洋から入ってきた農薬を使用開始し
今や99.6%の農家さんが農薬を使用していると言われています。

農薬や化成肥料を使用する栽培が
明治から導入され、昭和には一般の農家さんにも広がり
現在では、慣行栽培とは
農薬・肥料を使用する栽培のことを言います。

一部の虫により作物に大きな被害を受けたり
草が繁茂して作物の収量が激減したり
形の良い農産物が高値で売買されたり
農家さんにも生活がありますので
農薬の使用は、やむを得ないかもしれません。

しかし、
1980年代後半頃に「残留農薬」という言葉が注目され
無農薬栽培する農家が現れてきました。

農薬を使用していた農家さんの農薬被害

残留農薬の検査をしている方と話した時に
こう仰っていました。

「農薬を使用しても、残留農薬はほとんどないし、
例え残留農薬があったとしても大量に摂らない限り危険性がない。
農薬を使わないと日本の食糧供給が減り、自給率も下がってくる」と

かれこれ10年ほど前に
研究機関の人と話した事ですが
今もこのような考え方の方もいるかもしれませんね。

私は、いろいろな農家さんと話す中で
農薬を完全否定しているわけではありませんが
自然農法家さんがその昔、
慣行栽培農家として農薬を使用しているときに
農薬被害を受け、長期間倦怠感が抜けなかったこと
全身がアトピーのように荒れたこと等話を聞くと
毒であることは間違いないなと感じるわけです。

無農薬や自然栽培で育てた作物は体に良いのか?

少し違った視点で話をすると
私達の体を構成している元素は、
自然界を構成している元素と同じです。

私達も死を迎えれば
肉体は、自然界の物質に返っていくので
当たり前といえば当たり前ですね。

そのため私は、
自然界での法則は、人間にも当てはまると考えています。

ここでは
自然の健康状態と人間の健康状態を見てみましょう!

自然界の土壌の健康な状態とは、
どのような状態でしょうか?

大事なポイントは下の2つです。

適度な有機物が存在している(外から持ってくるのでなく地域の有機物)
土壌微生物・土壌動物が多様に存在している

適度な有機物があり、生物が多様に存在していれば
土壌は、どんどんと豊かになっていきます。

しかし、慣行栽培では、
一部の病害虫を殺すために殺菌・殺虫剤を使用したり
草(有機物)を除去するために除草剤を使用します。

健康な土作りとは、
まるっきり逆の事をしているのです。

それでは、
人間の健康とは、どのような状態でしょうか?

人間の健康状態は、腸を見ると分かると言われていますが
腸内の善玉菌:日和見菌(中間菌):悪玉菌=2 : 7 : 1 に分かれているようです。

悪玉菌も人体に必要だけど
善玉菌の数が悪玉菌よりも多ければ健康状態ということです。

腸内の悪玉菌が増えてしまう環境とは
・抗生物質の服用
・ジャンクフード
・動物性タンパク質、脂質を多く摂る
・食物繊維が少ない

・ストレスを強く受ける事

人間の体の中においても
抗生物質等の薬剤を入れることで腸内細菌のバランスを崩し
悪玉菌が優先する不健康な状態を作ることになるのです。

20年ほど前に書かれた
土壌微生物の基礎知識(著:西尾 道徳)では、
土壌微生物の数は1g当たり10億個と言われ
現在の研究では、土壌1g当たり約100億個体いると言われています。

一方、人間の体を見ると
最も腸内細菌が多い大腸において
大腸1g当たりに住む細菌数は、何個体だと思いますか?

答えは
大腸1g当たり約100億個体です。

面白いですね。
土壌微生物と人間の大腸の腸内細菌数1g当たりの数はほぼ同じという事です。

私達の体の細胞数は約60兆個と言われ
体内の微生物数は約600兆個と言われています。

細胞サイズは異なりますが
個数で見ると体内微生物数は、体細胞の約10倍あるわけです。

いかに私達は微生物と共生しているかが分かると思います。

体内の微生物だけでなく、
外の微生物の存在にもっと注意を払うべきかもしれませんね。

土壌の微生物の存在を考え
農薬を使用せずに自然に優しい栽培方法をしてできたお米は
きっと人間の体にも優しいお米となっているはずです。

 

自然栽培米ヒノヒカリは何故あっさりするのか?

2016 年 8 月 12 日 金曜日

私達が取り扱っているお米としては
無農薬・無肥料の自然栽培で育てたササニシキとヒノヒカリです。

この2つの品種の大きな違いは、
食味にあります。

簡単に言うと
ササニシキ:あっさり系
ヒノヒカリ:もっちり系

私はこれまで慣行栽培米や自然栽培米と食べてきましたが
概して、
自然栽培米ヒノヒカリは、あっさりと軽く感じます。

さらにいうと
自然栽培のコシヒカリでもあっさりとしてきます。

ヒノヒカリとは

ヒノヒカリの系譜図を見てみると
本来は、もっちり系であることが分かります。
ヒノヒカリ系統図
父親にコシヒカリ、母親に黄金晴を持ち
1989年に宮崎県農業試験所で誕生しました。

父親にコシヒカリを持っているために
コシヒカリの特徴である甘味と粘りを持った品種となります。

1980年代頃から
美味しいお米の代名詞はコシヒカリとなり
九州での栽培に適した
甘味や粘りのあるお米を追求してヒノヒカリが生まれました。

自然栽培米ヒノヒカリはあっさりになる?

本来のヒノヒカリは、
系譜図の通り、甘味と粘りのあるもっちり系のお米となるはずです。

しかし、
自然栽培になるとあっさりしてくるように感じます。

外食で慣行栽培のヒノヒカリを食べたときに
何か胃に重かったり、もたれるような感覚になることがあります。

一方
自然栽培米のヒノヒカリは、
胃に負担がなく、軽く食べれるような感覚があります。

この違いは、
一体何が影響しているのでしょうか?

あっさりと感じる要因として
大きく2つあると思います。

 1) 無肥料栽培であること

自然栽培米は、無農薬かつ無肥料であることが条件です。

肥料に関していうと
通常は、元肥や追肥と窒素、リン、カリを計算して肥料を施します。

しかし、自然栽培米においては
自然の力・エネルギーのみで育てています。
すなわち
・太陽のエネルギー:降り注ぐ太陽光のエネルギー
・水のエネルギー:田んぼに入ってくる水の栄養分とエネルギー
・土のエネルギー:田んぼの土壌の栄養分とエネルギー

これらの自然のエネルギーが
田んぼの生物・微生物達の力を借りて循環しています。

収穫前の田んぼを見てみると
稲に少し緑が残っている場合がありますね。
それは、肥料の窒素分が残っている可能性があります。

無肥料栽培の場合は、
収穫時の稲の色は、綺麗に緑がぬけて黄金色になっています。

自然栽培米 ササニシキ

収穫前の田んぼを見て回ると、
稲に緑色が残っていると濁って、稲が重いように感じます。
逆に
緑色がぬけていると、田んぼに入った時にスッと心地の良い感覚を受けます。

この田んぼを見た時と入った時に受ける感覚が
そのまま食味になっているのではないかと思っています。

2) 自家採種ヒノヒカリを使用している

私どもが、お届けしている自然栽培米は、
無農薬・無肥料栽培はベースであり
さらに自家採種をしています。

自然栽培米水田で毎年、種取りをしています。
種籾

全ての稲は、一粒の種籾からできるのですが
その種籾が農薬や肥料できた種籾だと
純粋とは言い難いですね。

自然農法の考え方の中には
農薬からくる薬毒
肥料からくる肥毒とあります。

この薬毒と肥毒を種籾から抜いていこうと考えています。

そのため、
毎年自分たちで自家採種をすることで
薬毒と肥毒を抜き、純粋な種籾を目指しているのです。

甘味と粘りの代名詞である
コシヒカリでさえ
1)無肥料栽培
2)自家採種
をするとあっさりとしてきます。

水田において農薬や化成肥料を使用されたのが
1950年代なので約65年前です。

その前までは、自然栽培に近く
有機肥料を使用するといっても
お金のない農家の場合は、
地域で循環する有機物(刈草、人糞尿等、家畜がいれば厩肥)を使用していました。

あくまでも地域で循環する量ですので
多くはなかったはずです。

自然栽培米を食べていると
本来、江戸時代等に日本にあったお米は、
もともとは、あっさり系のお米だったのではないかと思います。

 

あっさり系のお米ササニシキ|自然栽培米ササニシキ

2016 年 7 月 17 日 日曜日

近年では、
美味しいお米の代名詞は、コシヒカリとなりました。

コシヒカリは、食味で言うと、
甘味と粘りを追求したお米です。

多くの方が、
「モチモチして美味しいお米ね」とか
「甘くて美味しいお米ね」とか言われますね。

まさにコシヒカリの食味 = 美味しい となっています。

コシヒカリは
1956年(昭和31年)に福井県で誕生し
1979年(昭和54年)には全国作付面積1位となり、
それ以降毎年、1位を維持しています。

30年ほど前から
美味しい米の代名詞は、コシヒカリとなったわけです。

江戸時代、明治時代に流通していたお米はあっさり系?

30年前にコシヒカリが作付面積1位となり
甘味や粘りがあるお米が美味しいという価値観となり、
多くのお米農家もコシヒカリ系の品種を好んで栽培しました。

今も、全国の品種作付面積順位を見てみると

平成27年度うるち米品種別作付面積
1位から10位まで全てコシヒカリの遺伝が含まれています。
例えば
1位:コシヒカリ
2位:ひとめぼれ (コシヒカリ×初星)
3位:ヒノヒカリ (コシヒカリ×黄金晴)
4位:あきたこまち(コシヒカリ×奥羽292号)
5位:ななつぼし (コシヒカリの遺伝を含む)

9位のあさひの夢が最もコシヒカリから遠いかもしれませんが
親が”あいちのかおり”ですので4代前にコシヒカリがあります。

今では、
流通しているお米は、
甘味や粘りのあるコシヒカリの遺伝子が含まれているのが
当たり前となっています。

しかし、
200年前の江戸時代
100年前の明治や大正時代
この頃のお米は、あっさり系のお米だったと思われます。

この当時の人のお米の消費量は
一人、1日5合と言われいます。
(現代人の平均お米の消費量は、1日1合と言われています。)

1日5合食べるとなると
あっさり系のお米でないと食べれません。

また、明治時代にうまいお米として流通していたのが
東の【亀の尾】
西の【旭】
【亀の尾】、【旭】ともどちらもあっさり系のお米です。

あっさり系のお米ササニシキ

あっさり系のササニシキは、
1963年(昭和38年)に宮城県で誕生し、
1985年(昭和60年)には、全国作付面積2位となりました。

1位のコシヒカリ、2位のササニシキと
両横綱として地位を確立していました。

甘味や粘りのあるコシヒカリ
あっさり系のササニシキ
この2種の食味特性は、全く異なるのですが
品種の系統的には親戚関係にあります。

コシヒカリ・ササニシキ系統図

「農林1号」と「農林22号」の交配から直接生まれたのは
【コシヒカリ】と【ハツニシキ】です。

その【ハツニシキ】の耐倒伏性を改善するために【ササシグレ】と交配し
【ササニシキ】が誕生しました。

コシヒカリとササニシキは
系譜図で見るとすごく近いようですが
ここが食味の分岐点のように
粘り系とあっさり系とはっきりと分かれています。

私どもは
200年前にあった食べ物が本来の食べ物だと捉えていますので
あっさり系のお米が本来のお米ではないかと思っています。

農薬や肥料を使用しない自然栽培米を作ると
例え、コシヒカリとしてもあっさりとしてきます。

やはり、
自然のままに育てるとあっさり系のお米になってくるのだろうと思います。

ササニシキは、もともとあっさり系の品種ですが
さらに農薬・肥料を使用しない自然栽培をし
自然栽培米水田で自家採種を続けることによって
さらにあっさり系のお米となり、
体にスッと入ってくる食べやすいお米となります。

自然栽培米と慣行栽培米の管理の違い

2016 年 7 月 5 日 火曜日

大分県国東(くにさき)半島の村田光貴さんは
農薬や肥料を一切使用せずに
自然栽培米ササニシキとヒノヒカリを育っています。

村田 光貴

栽培方法は、
農薬と肥料を使用しないと、いたってシンプルです。

そのため、他の米農家さんも
簡単ですので自然栽培で育てて下さいといっても
首を縦に振る方は、ほとんどいません。

米農家さんは、作付は年に1回ですので
一年一年が勝負です。

これまで農薬や肥料を使用することで
ある程度の収量が見込めているのに
一気に農薬も肥料も使用しないとは
未知の世界ですので、そこに大きな壁があるのは当然です。

また、
農薬を使用しないとなると
管理方法がまったく異なってくるのです。

特に今回は、田植え時の違いを見てみましょう。

自然栽培米と慣行栽培米の管理の違い

自然栽培米とは、
栽培期間中、農薬と肥料を使用しない育て方と
簡単に説明ができます。

しかし、自然栽培米を育てるとなると
根本の考え方、管理方法から全く異なって考える必要があります。

1) 田植え時期

自然栽培米を作る方は、
慣行栽培米よりも遅めに田植えをする傾向にあります。

九州のヒノヒカリでは
一般には6/15くらいから栽培されますが
自然栽培米農家は、6/25頃から栽培される方が多いです。

ササニシキ田植え風景

早く田植えをすると
それだけ分けつが多くなり、収量が増えるメリットがあるのですが
ウンカの被害を受ける可能性が出てきます。
同時にお米の品質も落としてしまう可能性もあります。

そのため
農薬を使用しない自然栽培米では
遅植えをする方が多いです。

2) 田植えの株間

田植えをする際に株間を田植え機で設定するのですが
自然栽培米農家は、疎に植える傾向にあります。

一般に密に植えると
それだけ多く植えれるので、収量が増える可能性があるのですが
株間での風通しが悪くなり、湿度が上がり
病害虫の被害を受ける可能性があります。

ササニシキ田植え1~2本植え

そのため
農薬を使用しない自然栽培米では
疎に植える方が多いです。

3) 水管理

田植え後、1ヵ月間は、
ジャンボタニシと関わる期間となります。

田植え直後は、苗が小さいので
ジャンボタニシが苗を食べてしまいます。

ジャンボタニシ

ジャンボタニシは、深水で活発に動きますので
田んぼに多く水を入れると苗が食べられる可能性があり
水を少なく入れるとジャンボタニシの活動は低下しますが
雑草が生えてきます。

慣行栽培米では、
ジャンボタニシを駆除する資材を使用できるので
水をたくさん入れても苗が食べられることはありません。

自然栽培農家は、
田植え後は、ジャンボタニシの動きを見て
水管理をして、食べられたら補植をしているのですね。

このようにしてみると
自然栽培米と慣行栽培米は
農薬や肥料を使用しているかどうかの違いですが
全く管理方法が異なっているのです。

 

 

ササニシキとヒノヒカリの違い|自然栽培・無農薬のお米

2016 年 7 月 1 日 金曜日

自然栽培米農家の村田 光貴さんは
大分県国東(くにさき)半島で
農薬も肥料も使用せずに自然栽培でササニシキとヒノヒカリを育てています。

この九州においては
ササニシキは、ほとんど栽培されていませんが
ヒノヒカリは、最も主要な品種となっています。

ササニシキとヒノヒカリは
一体どのような違いがあるのでしょうか?

ササニシキとヒノヒカリの違いを見てみましょう。

誕生と親

ササニシキの誕生は、
1963年(昭和38年)に宮城県古川農業試験所で
母がハツニシキ、父がササシグレの子として生まれました。
ササニシキ系統図
一方、ヒノヒカリは
1989年(平成元年)に宮崎県農業試験所で
母が黄金晴、父がコシヒカリの子として生まれた
比較的若い品種です。
ヒノヒカリ系統図

 ササニシキ、ヒノヒカリの栽培地、栽培面積

ササニシキが宮城県の農業試験所、
ヒノヒカリが宮崎県の農業試験所で生まれたのを見て分かる様に
主要な栽培地は、
ササニシキが東北地方で栽培され
ヒノヒカリは九州地方で栽培されています。

ササニシキは、
主に宮城県で栽培され、
その他にも山形県、秋田県、岩手県、福島県でも一部栽培されています。

1985年(昭和60年)には、作付面積は全国2位となり(1位はコシヒカリ)、
1993年(平成5年)の大冷害を受けるまでは、ずっと2位を維持していました。

全盛期には、全国で20万ヘクタール栽培されていたササニシキも
2005年には、1万ヘクタールとなり、
近年では、3000ヘクタール程度の栽培となっているようです。

ヒノヒカリは、
多くの県で奨励品種となっており
九州を中心に中国・四国・近畿地方の西日本で栽培されています。

コシヒカリは、全国区で栽培される品種ですが
ヒノヒカリは、西日本で最も栽培されており、
日本全体では、3番目に多く作付されている有名品種です。
(1位:コシヒカリ、2位:ひとめぼれ)
平成27年の水稲全国作付面積が約150万ヘクタールであり、
その9%がヒノヒカリですので、約13.5万ヘクタール栽培されています。

平成27年米品種作付順位
出典:米穀機構 米ネット http://www.komenet.jp/jishuchousa/144.html

 ササニシキとヒノヒカリの食味の違い

1979年から作付面積全国1位を維持しているコシヒカリが
日本のお米の代表品種となり
甘味や粘りを追求したお米が重宝されるようになりました。

ササニシキとコシヒカリは、
実は、遺伝的には近く、
「農林22号」と「農林1号」との交配から生まれたお米が
コシヒカリとハツニシキであり、
ササニシキは、ハツニシキの倒伏性を少し改善するためにササシグレと交配してできた品種です。

そのため、コシヒカリとササニシキは、兄弟親戚品種なのです。

ヒノヒカリは、
九州に適した品種を作るため
母が黄金晴、父がコシヒカリとして生まれたので
コシヒカリの特徴である甘味と粘りを持った品種となります。

ササニシキとヒノヒカリは、
そう遠くはない関係のように見えますが、
食味は全く異なります。

極端に違いを一言で言うと
ササニシキは、さらっと
ヒノヒカリは、もちっとです。

ササニシキは、
さらっと淡泊であり、胃に負担が来ないお米です。
ヒノヒカリは、
モチモチ感があり、甘味があるお米です。

私どもがお届けしているお米は
農薬も肥料も一切使用していない自然栽培米ですが
ヒノヒカリも自然栽培で自家採種を続けていくと
徐々にあっさりと淡泊になってきます。

大分県国東(くにさき)半島の村田 光貴さんが育てる
自然栽培米ヒノヒカリもさらっとしてきています。

私達、自然栽培に関わる人間としては
自然状態に近く育てれば、さらっと淡泊になることから
それが本来のお米の姿ではないかと思っています。