自然栽培米ササニシキ ~【世界農業遺産】大分県国東半島からお届けします~

大分県国東半島で私達が一生懸命作りました。

手作りホームページへようこそ。どうぞごゆっくりご覧くださいませ。
当店、自然栽培米専門店【Natural Style】がお届けする自然栽培米は、
農薬・肥料不使用、自家採種された安心安全のお米に限定しております。
村田自然栽培米は、週一回火曜発送となります。※日曜17時までのご注文を火曜日発送致します。
川﨑・前田自然栽培米は、ご注文後3-4日以内に発送致します。
※玄米麺・胚芽麺シリーズが一時欠品しております。
                   

‘自然栽培米’ カテゴリーのアーカイブ

自然栽培米ヒノヒカリは何故あっさりするのか?

2016 年 8 月 12 日 金曜日

私達が取り扱っているお米としては
無農薬・無肥料の自然栽培で育てたササニシキとヒノヒカリです。

この2つの品種の大きな違いは、
食味にあります。

簡単に言うと
ササニシキ:あっさり系
ヒノヒカリ:もっちり系

私はこれまで慣行栽培米や自然栽培米と食べてきましたが
概して、
自然栽培米ヒノヒカリは、あっさりと軽く感じます。

さらにいうと
自然栽培のコシヒカリでもあっさりとしてきます。

ヒノヒカリとは

ヒノヒカリの系譜図を見てみると
本来は、もっちり系であることが分かります。
ヒノヒカリ系統図
父親にコシヒカリ、母親に黄金晴を持ち
1989年に宮崎県農業試験所で誕生しました。

父親にコシヒカリを持っているために
コシヒカリの特徴である甘味と粘りを持った品種となります。

1980年代頃から
美味しいお米の代名詞はコシヒカリとなり
九州での栽培に適した
甘味や粘りのあるお米を追求してヒノヒカリが生まれました。

自然栽培米ヒノヒカリはあっさりになる?

本来のヒノヒカリは、
系譜図の通り、甘味と粘りのあるもっちり系のお米となるはずです。

しかし、
自然栽培になるとあっさりしてくるように感じます。

外食で慣行栽培のヒノヒカリを食べたときに
何か胃に重かったり、もたれるような感覚になることがあります。

一方
自然栽培米のヒノヒカリは、
胃に負担がなく、軽く食べれるような感覚があります。

この違いは、
一体何が影響しているのでしょうか?

あっさりと感じる要因として
大きく2つあると思います。

 1) 無肥料栽培であること

自然栽培米は、無農薬かつ無肥料であることが条件です。

肥料に関していうと
通常は、元肥や追肥と窒素、リン、カリを計算して肥料を施します。

しかし、自然栽培米においては
自然の力・エネルギーのみで育てています。
すなわち
・太陽のエネルギー:降り注ぐ太陽光のエネルギー
・水のエネルギー:田んぼに入ってくる水の栄養分とエネルギー
・土のエネルギー:田んぼの土壌の栄養分とエネルギー

これらの自然のエネルギーが
田んぼの生物・微生物達の力を借りて循環しています。

収穫前の田んぼを見てみると
稲に少し緑が残っている場合がありますね。
それは、肥料の窒素分が残っている可能性があります。

無肥料栽培の場合は、
収穫時の稲の色は、綺麗に緑がぬけて黄金色になっています。

自然栽培米 ササニシキ

収穫前の田んぼを見て回ると、
稲に緑色が残っていると濁って、稲が重いように感じます。
逆に
緑色がぬけていると、田んぼに入った時にスッと心地の良い感覚を受けます。

この田んぼを見た時と入った時に受ける感覚が
そのまま食味になっているのではないかと思っています。

2) 自家採種ヒノヒカリを使用している

私どもが、お届けしている自然栽培米は、
無農薬・無肥料栽培はベースであり
さらに自家採種をしています。

自然栽培米水田で毎年、種取りをしています。
種籾

全ての稲は、一粒の種籾からできるのですが
その種籾が農薬や肥料できた種籾だと
純粋とは言い難いですね。

自然農法の考え方の中には
農薬からくる薬毒
肥料からくる肥毒とあります。

この薬毒と肥毒を種籾から抜いていこうと考えています。

そのため、
毎年自分たちで自家採種をすることで
薬毒と肥毒を抜き、純粋な種籾を目指しているのです。

甘味と粘りの代名詞である
コシヒカリでさえ
1)無肥料栽培
2)自家採種
をするとあっさりとしてきます。

水田において農薬や化成肥料を使用されたのが
1950年代なので約65年前です。

その前までは、自然栽培に近く
有機肥料を使用するといっても
お金のない農家の場合は、
地域で循環する有機物(刈草、人糞尿等、家畜がいれば厩肥)を使用していました。

あくまでも地域で循環する量ですので
多くはなかったはずです。

自然栽培米を食べていると
本来、江戸時代等に日本にあったお米は、
もともとは、あっさり系のお米だったのではないかと思います。

 

あっさり系のお米ササニシキ|自然栽培米ササニシキ

2016 年 7 月 17 日 日曜日

近年では、
美味しいお米の代名詞は、コシヒカリとなりました。

コシヒカリは、食味で言うと、
甘味と粘りを追求したお米です。

多くの方が、
「モチモチして美味しいお米ね」とか
「甘くて美味しいお米ね」とか言われますね。

まさにコシヒカリの食味 = 美味しい となっています。

コシヒカリは
1956年(昭和31年)に福井県で誕生し
1979年(昭和54年)には全国作付面積1位となり、
それ以降毎年、1位を維持しています。

30年ほど前から
美味しい米の代名詞は、コシヒカリとなったわけです。

江戸時代、明治時代に流通していたお米はあっさり系?

30年前にコシヒカリが作付面積1位となり
甘味や粘りがあるお米が美味しいという価値観となり、
多くのお米農家もコシヒカリ系の品種を好んで栽培しました。

今も、全国の品種作付面積順位を見てみると

平成27年度うるち米品種別作付面積
1位から10位まで全てコシヒカリの遺伝が含まれています。
例えば
1位:コシヒカリ
2位:ひとめぼれ (コシヒカリ×初星)
3位:ヒノヒカリ (コシヒカリ×黄金晴)
4位:あきたこまち(コシヒカリ×奥羽292号)
5位:ななつぼし (コシヒカリの遺伝を含む)

9位のあさひの夢が最もコシヒカリから遠いかもしれませんが
親が”あいちのかおり”ですので4代前にコシヒカリがあります。

今では、
流通しているお米は、
甘味や粘りのあるコシヒカリの遺伝子が含まれているのが
当たり前となっています。

しかし、
200年前の江戸時代
100年前の明治や大正時代
この頃のお米は、あっさり系のお米だったと思われます。

この当時の人のお米の消費量は
一人、1日5合と言われいます。
(現代人の平均お米の消費量は、1日1合と言われています。)

1日5合食べるとなると
あっさり系のお米でないと食べれません。

また、明治時代にうまいお米として流通していたのが
東の【亀の尾】
西の【旭】
【亀の尾】、【旭】ともどちらもあっさり系のお米です。

あっさり系のお米ササニシキ

あっさり系のササニシキは、
1963年(昭和38年)に宮城県で誕生し、
1985年(昭和60年)には、全国作付面積2位となりました。

1位のコシヒカリ、2位のササニシキと
両横綱として地位を確立していました。

甘味や粘りのあるコシヒカリ
あっさり系のササニシキ
この2種の食味特性は、全く異なるのですが
品種の系統的には親戚関係にあります。

コシヒカリ・ササニシキ系統図

「農林1号」と「農林22号」の交配から直接生まれたのは
【コシヒカリ】と【ハツニシキ】です。

その【ハツニシキ】の耐倒伏性を改善するために【ササシグレ】と交配し
【ササニシキ】が誕生しました。

コシヒカリとササニシキは
系譜図で見るとすごく近いようですが
ここが食味の分岐点のように
粘り系とあっさり系とはっきりと分かれています。

私どもは
200年前にあった食べ物が本来の食べ物だと捉えていますので
あっさり系のお米が本来のお米ではないかと思っています。

農薬や肥料を使用しない自然栽培米を作ると
例え、コシヒカリとしてもあっさりとしてきます。

やはり、
自然のままに育てるとあっさり系のお米になってくるのだろうと思います。

ササニシキは、もともとあっさり系の品種ですが
さらに農薬・肥料を使用しない自然栽培をし
自然栽培米水田で自家採種を続けることによって
さらにあっさり系のお米となり、
体にスッと入ってくる食べやすいお米となります。

自然栽培米と慣行栽培米の管理の違い

2016 年 7 月 5 日 火曜日

大分県国東(くにさき)半島の村田光貴さんは
農薬や肥料を一切使用せずに
自然栽培米ササニシキとヒノヒカリを育っています。

村田 光貴

栽培方法は、
農薬と肥料を使用しないと、いたってシンプルです。

そのため、他の米農家さんも
簡単ですので自然栽培で育てて下さいといっても
首を縦に振る方は、ほとんどいません。

米農家さんは、作付は年に1回ですので
一年一年が勝負です。

これまで農薬や肥料を使用することで
ある程度の収量が見込めているのに
一気に農薬も肥料も使用しないとは
未知の世界ですので、そこに大きな壁があるのは当然です。

また、
農薬を使用しないとなると
管理方法がまったく異なってくるのです。

特に今回は、田植え時の違いを見てみましょう。

自然栽培米と慣行栽培米の管理の違い

自然栽培米とは、
栽培期間中、農薬と肥料を使用しない育て方と
簡単に説明ができます。

しかし、自然栽培米を育てるとなると
根本の考え方、管理方法から全く異なって考える必要があります。

1) 田植え時期

自然栽培米を作る方は、
慣行栽培米よりも遅めに田植えをする傾向にあります。

九州のヒノヒカリでは
一般には6/15くらいから栽培されますが
自然栽培米農家は、6/25頃から栽培される方が多いです。

ササニシキ田植え風景

早く田植えをすると
それだけ分けつが多くなり、収量が増えるメリットがあるのですが
ウンカの被害を受ける可能性が出てきます。
同時にお米の品質も落としてしまう可能性もあります。

そのため
農薬を使用しない自然栽培米では
遅植えをする方が多いです。

2) 田植えの株間

田植えをする際に株間を田植え機で設定するのですが
自然栽培米農家は、疎に植える傾向にあります。

一般に密に植えると
それだけ多く植えれるので、収量が増える可能性があるのですが
株間での風通しが悪くなり、湿度が上がり
病害虫の被害を受ける可能性があります。

ササニシキ田植え1~2本植え

そのため
農薬を使用しない自然栽培米では
疎に植える方が多いです。

3) 水管理

田植え後、1ヵ月間は、
ジャンボタニシと関わる期間となります。

田植え直後は、苗が小さいので
ジャンボタニシが苗を食べてしまいます。

ジャンボタニシ

ジャンボタニシは、深水で活発に動きますので
田んぼに多く水を入れると苗が食べられる可能性があり
水を少なく入れるとジャンボタニシの活動は低下しますが
雑草が生えてきます。

慣行栽培米では、
ジャンボタニシを駆除する資材を使用できるので
水をたくさん入れても苗が食べられることはありません。

自然栽培農家は、
田植え後は、ジャンボタニシの動きを見て
水管理をして、食べられたら補植をしているのですね。

このようにしてみると
自然栽培米と慣行栽培米は
農薬や肥料を使用しているかどうかの違いですが
全く管理方法が異なっているのです。

 

 

ササニシキとヒノヒカリの違い|自然栽培・無農薬のお米

2016 年 7 月 1 日 金曜日

自然栽培米農家の村田 光貴さんは
大分県国東(くにさき)半島で
農薬も肥料も使用せずに自然栽培でササニシキとヒノヒカリを育てています。

この九州においては
ササニシキは、ほとんど栽培されていませんが
ヒノヒカリは、最も主要な品種となっています。

ササニシキとヒノヒカリは
一体どのような違いがあるのでしょうか?

ササニシキとヒノヒカリの違いを見てみましょう。

誕生と親

ササニシキの誕生は、
1963年(昭和38年)に宮城県古川農業試験所で
母がハツニシキ、父がササシグレの子として生まれました。
ササニシキ系統図
一方、ヒノヒカリは
1989年(平成元年)に宮崎県農業試験所で
母が黄金晴、父がコシヒカリの子として生まれた
比較的若い品種です。
ヒノヒカリ系統図

 ササニシキ、ヒノヒカリの栽培地、栽培面積

ササニシキが宮城県の農業試験所、
ヒノヒカリが宮崎県の農業試験所で生まれたのを見て分かる様に
主要な栽培地は、
ササニシキが東北地方で栽培され
ヒノヒカリは九州地方で栽培されています。

ササニシキは、
主に宮城県で栽培され、
その他にも山形県、秋田県、岩手県、福島県でも一部栽培されています。

1985年(昭和60年)には、作付面積は全国2位となり(1位はコシヒカリ)、
1993年(平成5年)の大冷害を受けるまでは、ずっと2位を維持していました。

全盛期には、全国で20万ヘクタール栽培されていたササニシキも
2005年には、1万ヘクタールとなり、
近年では、3000ヘクタール程度の栽培となっているようです。

ヒノヒカリは、
多くの県で奨励品種となっており
九州を中心に中国・四国・近畿地方の西日本で栽培されています。

コシヒカリは、全国区で栽培される品種ですが
ヒノヒカリは、西日本で最も栽培されており、
日本全体では、3番目に多く作付されている有名品種です。
(1位:コシヒカリ、2位:ひとめぼれ)
平成27年の水稲全国作付面積が約150万ヘクタールであり、
その9%がヒノヒカリですので、約13.5万ヘクタール栽培されています。

平成27年米品種作付順位
出典:米穀機構 米ネット http://www.komenet.jp/jishuchousa/144.html

 ササニシキとヒノヒカリの食味の違い

1979年から作付面積全国1位を維持しているコシヒカリが
日本のお米の代表品種となり
甘味や粘りを追求したお米が重宝されるようになりました。

ササニシキとコシヒカリは、
実は、遺伝的には近く、
「農林22号」と「農林1号」との交配から生まれたお米が
コシヒカリとハツニシキであり、
ササニシキは、ハツニシキの倒伏性を少し改善するためにササシグレと交配してできた品種です。

そのため、コシヒカリとササニシキは、兄弟親戚品種なのです。

ヒノヒカリは、
九州に適した品種を作るため
母が黄金晴、父がコシヒカリとして生まれたので
コシヒカリの特徴である甘味と粘りを持った品種となります。

ササニシキとヒノヒカリは、
そう遠くはない関係のように見えますが、
食味は全く異なります。

極端に違いを一言で言うと
ササニシキは、さらっと
ヒノヒカリは、もちっとです。

ササニシキは、
さらっと淡泊であり、胃に負担が来ないお米です。
ヒノヒカリは、
モチモチ感があり、甘味があるお米です。

私どもがお届けしているお米は
農薬も肥料も一切使用していない自然栽培米ですが
ヒノヒカリも自然栽培で自家採種を続けていくと
徐々にあっさりと淡泊になってきます。

大分県国東(くにさき)半島の村田 光貴さんが育てる
自然栽培米ヒノヒカリもさらっとしてきています。

私達、自然栽培に関わる人間としては
自然状態に近く育てれば、さらっと淡泊になることから
それが本来のお米の姿ではないかと思っています。

 

 

自然栽培米から学ぶ子育て・人育て

2016 年 6 月 24 日 金曜日

私どもは
農薬や肥料を使用しない自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリを
大分県国東半島よりお届けしています。

自然栽培という世界は
私達に生きるヒントや知恵をくれます。

何気なく、自然栽培農家が話したことや
していることを見るとすごく学びになる事があります。

自然栽培は、環境を作っている

私達がお届けしている自然栽培米は
シンプルに
農薬や肥料を一切使用せずに自然の摂理に従って栽培されたお米です。

私達が、
重要視していることは
土作りです。

いわゆる
作物が育つための環境作りです。

実は、ここがすごくポイントで
重要視していることは
作物作りではなく、
環境作りなのです。

自然栽培米の主役は稲

自然栽培家と稲の話をしていて
彼らがよく口にする言葉があります。

それは、

「環境を作れば、あとは稲が勝手に育ってくれる」

「稲が育つ手助けをしているだけだよ」 です。

一方、
慣行栽培では、
農薬を散布して、不都合な菌や虫を殺したり
肥料を散布して、作物に直接栄養を与えようとします。

収量を上げて、見た目の良いものを作る必要があるためですね。

自然栽培と慣行栽培の
決定的な違いがそこにあります。

よく比較してみると

”主役”が異なります。

自然栽培の主役は、稲です。

慣行栽培の主役は、生産者です。

もちろん、慣行栽培でも減農薬であったりと
中間の方もおられますので
主役が稲傾向か生産者傾向かという捉え方が良いかもしれません。

自然栽培が教えてくれる子育て・人育て

自然農法家は
自家採種している自分の種籾に対して
稲自身が自分で育つ力がある”と信じています。

稲の育ち方の違いも次のように言えるかと思います。

自然栽培:作物自身の能力で最大限育つ

慣行農法:生産者の意図で最大限育つ

自然栽培で育った作物は
小さいのですが、実が詰まり、
しっかりとそのものの味を出しています。
さて、
この自然栽培と慣行栽培の違いを
人間に例えるとどうなのでしょうか?

生産者 = 自分
作物 = 子供や後輩、 部下、社員
と置き換えると
子供や人の接し方を考えさせられます。

自分が親だとしたら
私は、自然栽培のように
子供の能力を最大限引き上げるような環境を作ろうとしているだろうか?

自分の意図(こういう子になって欲しい)で
子供をコントロールしようとしていないだろうか?

褒める、叱るにしても
根本に
”子供は自分で育つ力が既にある”と
自然農法家のように思いたいものです。

自然栽培米の水田に裸足で入る効果

2016 年 5 月 29 日 日曜日

大分県国東半島(くにさきはんとう)の村田 光貴は
農薬も肥料も使用しない自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリを育てています。

食べた方に喜んでもらいたいという想いから
【喜び米】と名付けています。

自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリ【喜び米】は
食べた人に喜んでもらうだけでなく
田んぼ周辺の生物達にも喜んでもらえると思っています。

自然環境に良い自然栽培をしていますので
田んぼの中に素足で入っても安心です。

自然栽培田んぼに素足

上の写真を見て、
汚いと思いますか?
ばい菌が付くとか思われるでしょうか?

自然栽培米の水田に裸足で入ると汚れるのはどっち?

裸足で水田の作業をして
「あ~いっぱい汚れちゃった」と言われる人もいます。

確かに
泥がついて汚れたというのも分かるのですが

自然農法を40年されている方が仰っていました。
(自然栽培歴も10年の方)

「田んぼに素足で入って、汚れちゃったって言うけど
田んぼの方が汚れたかもね」

自然栽培米を作っている田んぼでは、
農薬も肥料等の不自然な物質は一切入っていないのですね。
その状態が10年は続いているわけです。

逆に人間の体を見てみると
どうでしょうか?

食べ物、飲物は自然の物でしょうか?
食品添加物が含まれた食べ物や飲み物かもしれませんね。

病院で薬などもらって服用していないでしょうか?

もしかして、多くの方が
体の中に不自然な物が入っているかもしれませんね。

人間は、体に溜まった不自然な物質を
排便、排尿、汗等でいろいろな方法で体外に排出しようとします。

足の裏からも排毒をするのですね。

そのため
自然栽培米の水田に素足で入った時に
人が汚れているのか
田んぼが汚れているのか
何とも言えない状況なわけです。

自然農法関係の方から聞いた話ですが、
自然農法の団体が
以前、土セラピーといい、
足湯のような原理で、土の中に足を入れるセラピーをしたそうです。

その結果、
人には良い効果があったのですが
土は、取り替える必要が出てきて、
取り替えた土を作物用には使用できなかったと聞いたことがあります。

人間の体内の毒素が足裏から出て
土壌がそれを浄化してくれているのでしょう。

裸足で土の上を歩くと精神的に良い?

ある研究で
この50年ほどの間にうつ病や学習障害などの患者数が増えてきているのは
人が土に触れる機会が少なくなったためだと発表した研究がありました。
研究の原文(英語)はコチラ

土1gには100億個体の土壌微生物がいると言われていますが
その中でもMycobacerium vaccae という菌が注目されているようです。

この菌は、一般に土壌にいる菌で
いわゆる、ばい菌扱いされる菌ですが
研究で人間の精神に良い影響を与えることが分かったようです。

水田と一般土壌では
存在する菌が異なるかもしれませんが
確かに裸足で自然栽培米の水田に入ると気持ちが良いです。

自分の体が癒されているが分かります。

何だか気持ちが良いと感じるという事は
きっと私たちの体は、
元々、土と触れるようにできているのかもしれないですね。

有機栽培米と自然栽培米ササニシキの違い

2016 年 5 月 13 日 金曜日

私達は、農薬も肥料も一切使用しない
自然栽培米ササニシキとヒノヒカリを
大分県国東(くにさき)半島よりお届けしております。

自然栽培米とは、農薬はもちろん
肥料(化学肥料、有機肥料)を使用しませんので、
稲はきちんと生育するのか?という質問をよく受けます。

私どもは
自然農法に携わる者ですが、
自然農法の原則は、土の威力を発揮させることにあります。

土の威力を発揮させるという事は、
どのような土壌の状態をイメージされるでしょうか?

土の威力を発揮させる状態とは

土壌の生成ステージを見てみると
何が最も土壌の威力を発揮するのに大事なのかが見えてきます。

岩石から土壌まで

自然界では、人間が何も手を加えずとも
栄養分豊かな土壌になっていきますが、
そのためには、”生物の働き”がキーポイントになっています。

つまりは、
土壌微生物や土壌生物の命の豊かが
そのまま土壌の栄養分の豊かさに繋がっていくのです。

有機栽培米や自然栽培米において土壌生物を豊かにするには

土壌微生物や土壌生物の命の豊かさが
良い土壌を作っていくのに大事なキーポイントと分かりましたが、
ではどうすれば
土壌微生物や土壌生物が豊かになってくるのでしょうか?

簡単に言えば
農薬を使用せずに=土壌微生物・生物を減らさずに
有機物がある= 土壌微生物・生物の餌があることです。

有機栽培米に関し

有機栽培米の農薬に関しては、
許可された天然由来の農薬等はありますが
ほとんど使用される方は少ないかもしれませんね。

有機栽培米の肥料に関しては
有機肥料の使用は認められていますが
肝心なのは、どのような肥料を使用しているかというところでしょう。

有機物投入の本来の目的は
土作りです。土壌微生物を豊かにして土を威力を発揮させることです。
土壌微生物

しかし、
有機物投入を収量を増やすための肥効を狙って入れる方もおられます。
収量を増やすことは別に良いのですが
必要以上に施肥することで窒素分の多い作物になる可能性があります。
そして、
そのような作物には、虫や菌が付きやすいとも言われています。
不自然な作物は、虫や菌によって自然界に戻されるのかもしれません。

自然栽培米に関し

自然栽培米とは、
農薬や肥料(化学肥料、有機肥料)を使用せずに作られたお米のことです。

肥料を施さなければ、土が痩せていくと言われる方もおられますが
自然栽培においても有機物が入っています。

自然栽培米においての有機物
1)収穫時のコンバインの後ろからでる粉砕された稲わら
稲わら収穫残渣
稲わらは、太陽と土と水のエネルギーでできた
貴重な有機物ですね。
これを田んぼに鋤き込むことで土壌の微生物が増えだします。

2) 地下部の稲の残根

地下部には、地上部と同量の有機物が作られると言われますが
自然栽培米の根は、農薬や肥料を使用する慣行栽培よりも多いと言われています。
自然栽培米の根
自然栽培米と慣行栽培米の根っこを調べた方がおられますが
上の写真のように自然栽培米の根の方が
太根が多く(細根も多いかと思います)、
根の張りが良かったようです。

良い土壌を作るには、土壌微生物が必要で
土壌微生物の働きを活発にするには
有機物が必要となります。

有機栽培米と自然栽培米とでは、
有機物の種類に大きな差があります。

有機栽培米は、田んぼの外から持ち込んだ
動物糞を堆肥化した厩肥や魚粕ベースとした肥料もあります。
どのような有機肥料を使うかは、
生産者さんの思想によります。

一方、自然栽培で入る有機物は、主には
・収穫時の粉砕された稲わら
・地下部の稲の残根

田んぼの外から持ち込んで投入することはありません。
その田んぼ内で生産された有機物が活用されます。

有機栽培米と自然栽培米では、有機物の種類が異なるので
繁殖する土壌微生物も異なるのかもしれません。

外からの有機物を投入せずに
田んぼ内の有機物を循環させて栽培する
自然栽培米ササニシキがより自然な作り方ではないかと思っています。

ササニシキはアレルギーに良いのか|村田自然栽培米ササニシキ

2016 年 5 月 6 日 金曜日

お子様が化学物質過敏症のため
食べ物に困っているという方からご連絡がありました。

その方は、
現在コシヒカリを食べているようですが、
コシヒカリとササニシキを比べるとササニシキの方が安全ですか?とよく聞かれます。

化学物質過敏症などのアレルギーをお持ちの方には
ササニシキがコシヒカリよりも安心だと言われていますが
明確な理由は分かっていないのではないでしょうか?

アレルギーの方には、ササニシキの方が安心?

化学物質過敏症などのアレルギーで悩まれる方に
アドバイスをしている方に聞くと
コシヒカリ系を食べている方にササニシキ系のあっさりしたお米に
代えてもらうとアレルギーが止まる傾向があると仰っていました。

明確な根拠が特定しにくいのですが
経験則としては、多くの方が実感されているそうです。

推測する根拠として、

ある説には
コシヒカリは、甘味と粘りを追求して品種改良したお米の為
アミロペクチンの含量が多いお米となります。
(アミロペクチンは、粘り気を生み、もち米はアミロペクチン100%)
アミロペクチンが、あるタンパク質の分解を妨げているため
そのタンパク質がアレルゲンとなっていると言われています。

アミロース アミロペクチン
出典:http://www.surugaya.co.jp/school/kisogaku/denpun_kiso.html
※アミロースは直鎖状ですが、
アミロペクチンは、樹枝状となっており粘りが増す。

または、
品種改良の過程で
本来なかったはずのタンパク質が生み出され
それがアレルゲンとなっているという説もあります。

あっさりとしたお米に大きなヒントがある?

コシヒカリやササニシキという品種の違いにより
アレルギー反応に違いが出ると経験則から言われていますが、
一概にそうは言えないこともあります。

ある農家さんは、コシヒカリを育て続けていますが
その栽培方法は
農薬や肥料を使用しない自然栽培歴9年目で、
自家採種も9年目となっています。
さらにきれいな水を栽培時に使用しています。

その方のコシヒカリを食べてみると
品種はコシヒカリですが
重くなく胃に負担がこないのですね。

コシヒカリなのに食べやすい。

その方のコシヒカリを
化学物質過敏症のアレルギーの方が食べており
アレルギーが治まったと連絡を受けているそうです。

共通する点は
あっさりしたお米にあるかもしれません。

白米

コシヒカリと言えども
自然栽培環境下で自家採種を続けるとあっさりとしてきます。

あっさりしたお米に大きなヒントがあるかもしれません。

粘りや甘味を追求したお米であっても
自然のままに育てると
徐々にあっさりした傾向になってきます。

つまり、
これが自然に存在する
人間が食べると良いお米なんだよというメッセージのように感じます。

 

ササニシキは体にいいのか?|村田自然栽培米ササニシキ

2016 年 4 月 22 日 金曜日

ササニシキは、
一時は、「東の横綱ササニシキ、西の横綱コシヒカリ」と呼ばれる存在で
1985年(昭和60年)には、全国作付面積2位となりました。
(全国作付面積1位はコシヒカリ)

しかし、1993年(平成5年)の大冷害をきっかけに、生産量が激減し
全盛期には20万ヘクタールも栽培されていたササニシキも
2005年では、約1万ヘクタールとなり、
現在では、全国作付面積20位にも入っていません。

しかし、
最近、農薬も肥料も使用せずに栽培する自然栽培米の世界で
ササニシキが見直されてきました。

ササニシキのお米の特徴

コシヒカリは、甘味と粘りを追求したお米であり、
1979年から全国作付面積1位を維持しており
美味しいお米の代名詞はコシヒカリとなっていますね。

食味で言うと
ササニシキは、コシヒカリとは全く異なる性質があると言っても過言ではありません。

ササニシキの食味は
淡泊であっさりしています。

コシヒカリは、ご飯がメインとなりえますが
ササニシキは、おかずがメインでおかずを引き立てるという立ち位置です。

ササニシキが見直されてきた理由は、
化学物質過敏症の方がお米を食べた際に
コシヒカリに比べて反応が出にくいという方が増えたからだそうです。

コシヒカリは、品種改良を重ね、甘味と粘りを追求してきましたが
粘りの要素であるアミロペクチンが米たんぱく質の消化を困難にするために
反応される方がおられるようです。
このあたりの科学的な実証は、今後必要になってくるかと思います。

化学物質過敏症の方にアドバイスをされている方に伺うと
その方は、化学物質過敏症の方には、
ササニシキや古い品種のお米を薦めていますが
お米を変えてからはお米アレルギーが止まっている人が多いと仰っていましたが
経験則の面もありますので、今後は化学的な実証も必要になるでしょう。

自然栽培米で自家採種をしていると体にいいのか

化学物質過敏症の方が反応するかどうかは
自然栽培米であることも影響しているかと思います。

農薬や肥料を使用せずに育てている自然栽培米では
お米には不純な物をなるべく入らないように育てています。

さらに大事なのが
自家採種”です。

自然栽培環境下で自家採種を続けていくと
種籾自身が段々と純粋になってきます。

自然栽培米コシヒカリを育てている方がいますが
その方はコシヒカリなのですが、
自家採種を続けているので、食味があっさり目なのです。

この自然栽培米コシヒカリを
化学物質過敏症の方が食べているのですが
反応が出ないので安心して食べれると仰っています。

自然栽培米で自家採種もしていて
さらにササニシキであれば、
かなりあっさりな食味はなるかと思いますが
本来の体に良いお米に近づくと思います。

 

土遊びが精神に与える影響|村田自然栽培米ササニシキ

2016 年 4 月 14 日 木曜日

小さい頃は、裸足で遊んだ記憶がありますが
最近は、裸足で土に触れるのは、田植えの手伝いの時くらいです。

自然栽培米を作られている方で
毎年苗床の準備を熊本大学生とされている方がいますが
その時は裸足でみんな田んぼに入るのですね。

自然栽培田んぼ裸足

裸足で自然栽培の水田に入ると
何だか癒される気がして、いつも気持ちがいいな~と感じています。

裸足で畑の上を歩くこともありますが
痛い、痛いと言って歩いたとしてもやっぱり気持ちがいい・・・

何故気持ちがいいのかなと疑問に思っていましたが
「ここ50年の間にうつ病や学習障害などの患者数が増えてきているのは、人が土に触れなくなったことが原因だ」という研究が発表がされました。

土に触れると幸せ感を感じる?

私の周りの自然栽培農家さんも
生活にすごく裕福だというわけではないかもしれないけど
幸せを感じて生きている方がほとんどです。

上記の研究では
何故自然の中で暮らす人たちが幸せを感じるのか?を調査しましたが
土壌の微生物が人間の精神に良い影響を与えていることが分かったようです。

土壌には1g約100億個体もの微生物がいると言われています。

その中で注目されたのが
Mycobacterium vaccae

土の中に普通にいる微生物のようで
いわゆる、ばい菌として扱われていましたが、
この微生物が人の精神に良い影響を与えることが分かったようです。

マウスの実験によると
Mycobacterium vaccae が体内に入ると
脳内でサイトカインが上昇することが分かったようです。
サイトカインは、免疫システムの細胞から分泌される神経伝達物質であり
セロトニンとの働きとも関係しているようです。
セロトニンとは、人間の精神面に大きな影響を与えて
心身の安定や心の安らぎに関わる「幸せホルモン」とも呼ばれている物質ですね。

人間と微生物は共存している

現在では、土にはばい菌がたくさんいるとか
家に返ったら汚れた手を石鹸で洗いなさいとか言います。
除菌=クリーンというイメージを持っているかと思います。

確かに、昔の土と今の土では、異なることがあるかもしれませんが
菌を殺すより菌と共生するというのが本来のあり方だろうと思います。

人間の体は60兆個の細胞でできていますが
人間の体内にいる微生物は、約600兆個体と言われています。

もちろん微生物のサイズは小さいですが、
個体数で見ると多く、
人間と微生物は体内ですでに共生しているのです。

子どもも大人も
土遊びをしていろいろな菌が体に入ってくることはとても大事なのです。

人間は、自然と共鳴していて
自然にいる微生物達と共存をして生きるのが自然のあり方かもしれません。

そのため
土に触れて遊ぶと何だか癒されるように感じるのは
私達の体はすでに体に良い事を分かっているのだろうと思います。