自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店

各国の農薬使用量から見る無農薬米・自然栽培米の意味

更新日:2021年2月18日 公開日:2016年2月8日

私どもがお届けする村田自然栽培米は
農薬・肥料を一切使用しない自然栽培米ですが
以前から無農薬米が流行りだし、
農薬を栽培期間中一切使用しない無農薬米が増えてきました。

日本産はすごく安心だというイメージがありますし
実際にそうであって欲しい。

では、
日本の国産米は、外国産米と比べて、安全性が高いと言えるのでしょうか?

2020年開催の東京オリンピックに際し
海外の選手たちの間では、日本の食事に疑問を抱いている人も多いようです。

海外選手たちは、放射能の問題がひかかっているようですが
2020年までに政府としても対応の必要性を迫らるかもしれませんね。

日本の農薬使用量を見てみる

では、放射能の問題がなければ安全な食と言えるのでしょうか?

日本の食は、安全な食とも言えるし
逆にそのために大きな犠牲を払ったとも言えるかもしれません。

下に
各主要国の農薬使用量推移のグラフを載せます。

主要国の農薬使用量

耕地面積当たりの農薬使用量の推移ですが、
2006年までは、日本の農薬使用量が世界トップ(14kg/ha)でした。

2007年からは、中国が農薬使用量世界トップとなり
急激に使用量が増加しています。

各主要国での農薬使用量を見てみると

主要国の農薬使用量 棒グラフ

日本が世界で農薬使用量が3位なのですね。

中国、韓国、日本と東アジア地域での農薬使用量が多いのですが
高温多湿という気候要因により病害虫が発生しやすくなるという原因もあります。

その他に
上記3国は東アジアを牽引する経済発展国ですが
経済発展と共に農業の集約化や品質安定を目指し
農薬使用量が増えたのではないかと思います。

無農薬米・自然栽培米を広める理由

過去に農薬分析を仕事としている人と話をしましたが
残留農薬はほとんどないから安全だと言っていました。

おそらく、農薬使用を肯定される方は、
日本では残留農薬がほとんどないし、
海外では、人口が増える中、食糧問題解決には必要だという人もいるでしょう。

農薬を使用することで
病害虫を殺し、商品ダメージがなくなることで
利益の確保ができると考えているのかもしれません。

農家さんも生活がかかっていますので
やむ得ない選択肢というのもあるかもしれません。

残留農薬を無くすこととその後の殺菌処理等で
ある意味日本の食は安全と言えるかもしれませんね。

しかし、

農薬を使用すると菌や虫は耐性を作りますので
更に進化した農薬が必要となり、いたちごっことなります。

自然農法に関わる人たちは
世の中に農薬や化学肥料等の不自然な物質が入ると
虫や微生物がそれを分解しようと働くことを知っています。

いわゆる
これが病害虫・病原菌と言われる存在になります。

でも実質は
彼らは、解毒作用をしている。

自然農法家たちが重視することは
土壌微生物や土壌動物が作り出す多様な生態系を維持することです。

土壌の土台があって、作物を頂いているという考えなのです。

そのため
農薬は、土壌微生物を殺しますので使用をしません。

豊かな土壌微生物が作り出す土で育った作物は
多くの微生物の働きを受けて育った作物だと捉えていますので
それを体に入れることが本当の健康につながると考えています。

無農薬米や自然栽培米のように
環境を重視した方法で栽培された作物こそが
実は、長い目で見ると
人間の健康に大きな影響を与えるのではないかと感じています。

 


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Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 22:18 / 自然栽培農産物の知識コメント&トラックバック(0)

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