自然栽培米ササニシキ ~【世界農業遺産】大分県国東半島からお届けします~

大分県国東半島で私達が一生懸命作りました。 大分県国東半島で私達が一生懸命作りました。

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当店、自然栽培米専門店【Natural Style】がお届けする自然栽培米は、
農薬・肥料不使用、自家採種された安心安全のお米に限定しております。
村田自然栽培米は、週一回火曜発送となります。※日曜17時までのご注文を火曜日発送致します。
川﨑・前田自然栽培米は、ご注文後3-4日以内に発送致します。
※玄米麺・胚芽麺シリーズが一時欠品しております。

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自然栽培米ササシグレを世界農業遺産の大分国東半島で育てています。

2019 年 1 月 6 日 日曜日

私たちは、世界農業遺産に認定された大分県国東半島で
無農薬・無肥料の自然栽培で育ったササシグレをお届けしております。

ササシグレは、昔から日本人が食べていたうるち米品種のお米です。

お届け開始してから5年間
これまで化学物質過敏症やアレルギー体質、食にこだわりがある方々からたくさんの支持を頂いてきました。

私達がお届けしている自然栽培米ササシグレに関して
ササニシキとの関係やなぜ昨今ササシグレが見直されてきたのかをお伝え致します。

ササシグレとササニシキの関係とは!?

ササシグレは、ササニシキの父親にあたります。
宮城県で1952年(昭和27年)に新品種として誕生しました。

ササニシキ系統図

ササシグレはそれまでになかったほどのとれ高を記録し、
戦後の食糧難の時代に東北地方を中心に栽培が盛んに行われました。

その美味しさから、日本で米の味を高めた品種として知られています。

しかし、いもち病や倒状に弱いという特性があるため、
現在ではごく一部の農家さんによってのみ栽培が継承されています。

長年定評のあるコシヒカリに並ぶ人気を持つササニシキでさえも、
唯一ササシグレの旨味は越えることができないとも言われています。

ササシグレは、炊き上がりの香りが良く、冷めると甘みが増す、味、香り共にトップクラスのお米です。

ササシグレの現在の栽培状況は!?

ササシグレは、病気のイモチに弱く、手間がかかることから栽培方法が難しいとされています。

1964年のいもち病大発生があってからは、生産者さんの数は一気に少なくなっていきました。

今では、スーパーや市場ではほとんど出回らない幻の希少品種米です。

自然栽培米ササシグレ

昨今、農薬や肥料を使用しない自然栽培の世界で
昔の品種であるこのササシグレの価値を見直されて栽培に挑戦する方が出てきました。

自然栽培米ササシグレを育てる意味

お米には大きく分けて2つの種類が存在します。

モチモチ系品種:一般的に美味しいお米としてのイメージがあるモチモチした食感が特徴のコシヒカリやあきたこまち

あっさり系品種:さっぱりとした味わいが特徴のササニシキ、ササシグレやミナミニシキ

モチモチ系品種のお米をお茶碗一杯食べると体には案外負担がかかってしまいます。

それは、お餅を食べた時に胃がもたれた感覚があるのと似ているかもしれません。

本来、昔の日本人は粘り気が少なくあっさりしたうるち米系品種のお米を食べていました

あっさりしているため、たくさん食べても負担のかからない体に優しいお米です。

この、モチモチかあっさりかによって低アミロースと高アミロースのお米に分かれます。

お米に含まれるアミロースの場合、
その数値が高ければ高いほど糖度が低く、程よい硬さで、あっさりした味わいになるのが特徴です。

モチモチ系品種は、
甘みや粘りの強いお米になるよう、人工的な遺伝子組換えなどの品種改良を繰り返しアミロース値を減らしたものがほとんどです。

お米にはアミロースとアミロペクチンという2つのデンプン質が含まれており、
米アレルギーの原因の一つにはデンプンの種類が大きく関係しているとも言われています。

アミロースとアミロペクチン

モチモチ系のでんぷんであるアミクロペクチンは、分子の構造上消化に時間がかかります。

あっさり系に多く含まれるアミロースは消化に良いデンプン質です。

アミクロペクチンを含む、もち米系品種のお米を食べ続けると、
お米アレルギーの症状が出てしまう方が増えているという報告もあります。

なぜなら、そのようにして人工的に操作されたお米は
我々日本人の体質に合っていないからかもしれません。

世界農業遺産の大分国東半島で生産される村田自然栽培米ササシグレは農薬や肥料を一切使用しておりません。

化学物質過敏症やアレルギー体質の方でも
安心して召し上がっていただくことのできる貴重な自然栽培米をお届けしております。

村田自然栽培米ササシグレ

ササニシキ・ササシグレで見られたシラタとは?

2018 年 12 月 30 日 日曜日

2018年夏は、水不足と高温時期が続きました。

一般的に、農作物は天候が良いと収量が増加する傾向にあります。

しかし、天候は良くても
高温時期が長く続くと逆に収量が減り、お米の品質にも影響が出てきてしまいます。

今年の村田さんの田んぼでは、夏の高温の影響を受けながらも、お米は逞しく育ってくれました。

夏の高温を受けて収穫されたお米は、
逞しく生き抜いてくれましたが、通常に比べ乳白色になります。

これは、乳白粒またはシラタと呼ばれるもので、夏の高温などにより発生する高温障害の一つです。

自然栽培米は、環境変化に柔軟に対応できるという特徴も持っていますが、
その年の天候の影響をかなり受けてしまいます。

乳白色になったお米をシラタという

夏の昼間の気温が35度、夜の温度も30度近くなると、稲に高温障害が起きる可能性があります。

乳白色の米

昼間が暑いと葉からH2Oが出るのを防ぐために気孔を閉じます。

そのため、CO2が吸収できなくなり、光合成産物量(デンプン等)が減ります。

高温で夜の気温が下がらない場合、
昼間に生成した光合成産物(デンプン等)を稲に蓄えていきますが、気温が高く暑いと呼吸量が大きくなります。

そして、呼吸によって光合成産物(デンプン等)を消費してしまいます。

高温状態にさらされることで、稲のデンプン合成酵素の活性が阻害され、米粒内のデンプン量が不十分となり、米粒内に空気の隙間が残ります。

デンプンとデンプンの間に空気が乱反射して、お米の一部または全体が不透明になり乳白色に見えます。

2018年8月国東半島では、雨が降らず高温な日が続きました。

一部水を回せない田んぼもあり、9月収穫のササニシキやササシグレは大きな影響を受けました。

シラタの食感に関し

シラタは、でんぷん質の代わりに空気が多く入ってしまうため、米質がもろくなる傾向にあります。

その食感は柔らかくなり、粒感があまりないのが特徴です。

また、シラタがあまりにも多いと食味が悪くなると言われていますが、
体に悪い成分を含んでいるということではないんで食べても害にはなりません。

精米の基準でシラタは15%以下となっていますが、20%くらい入っていても食味に問題はないようです。

シラタの場合は、べちゃっとした炊き上がりになる傾向にありますが
ササニシキやササシグレといったアミロース値が高い品種は、コシヒカリに比べるとその傾向は小さいようです。

シラタが多い田んぼのササシグレの発芽実験

2018年は、夏の水不足と高音の影響で収量も減りましたが、力強く育ってくれた稲が残りました。

大分県国東半島の厳しい環境で育ったササニシキ、ササシグレは遺伝的に強くなります。

そして、生き残った種を次年度に残します。

今年は、夏の間の水不足と高温の影響を受け、コメの一部または全てが白濁したシラタが多くなってしまいました。

これは、夏の昼間と夜間の高温により、光合成産物量が減り、呼吸量も増えたため、体内のでんぷん質を多く消費したことによるものです。

ササシグレの発芽実験をしましたが、よく発芽してくれました。

自然栽培米ササシグレ発芽8日目
※ササシグレの玄米を浸水後8日間の状態

自然栽培米ササニシキ・ササシグレを育てる村田さんは自家採種もしていますので、
今夏の厳しい環境下をたくましく生き抜いた遺伝子が後世へと受け継がれます。

これからも、毎年進化をしていく安心安全の自然栽培米を皆さまへとお届けしていきます。

世界農業遺産の大分県国東半島での雨不足の影響を受けた自然栽培米ササニシキ・ササシグレ

2018 年 11 月 11 日 日曜日

昨今、世界農業遺産の大分県国東半島での
ササニシキ・ササシグレの収獲が厳しくなってきています。

天候が両極端になってきているのですね。
雨が降る時は大雨になり、降らない時は日照り続きとなっています。

大分県の国東半島は
世界農業遺産に指定されていますが、
その地域に合った独自のため池文化が認められた土地なのです。

ため池文化が発達したという事は
昔から水不足に悩まされた土地だったのです。

その土地で、自然栽培米ササニシキ・ササシグレ・ヒノヒカリを育てる
村田光貴さんの喜び米自然栽培米ササニシキ・ササシグレは毎年、水をどうするかが課題なのです。

日照りのササニシキ

日照り続きの大分県国東半島の自然栽培米ササニシキ・ササシグレ

今年の8月は非常に雨が少なかったですね。
ササニシキやササシグレは9月頃収獲ですので
8月の稲穂が充実する時に雨が降らないと大きな影響を受けてしまいます。

大分県国東半島では、
8月に全く雨が降らず、”このままでは、枯れてしまう”と思った村田光貴さんは
ポンプを買い、川から水を引いて何とかこの水不足を乗り越えようと奮闘していました。
日照りのササニシキへ水

村田さんは、4月の種まきから稲達を大事に育てているので
稲が水不足で枯れるというのは何としても避けたいという想いで8月は奮闘していました。

ササニシキ・ササシグレの稲が水不足で枯れる

雨が少ない大分県国東半島では、ため池文化が発達しています。

上流のため池から水が放流され、地域の田んぼは利用していくのですが
下流の田んぼでは、水が回ってこないことがあります。

ポンプを回して、水を引いたりと奮闘するのですが
小面積の田んぼが散在しているので
どうしても手が回らない田んぼが出てくるのですね。

私も毎年、数々の自然栽培米農家さんの田んぼを訪れますが
始めて、枯れる稲を見ました。

日照りのササニシキ

種まきから大事に育てて
田植え、除草と手をかけてきたのに
収穫まであと1ヵ月となった8月に全く雨が降らない日照りを受けて枯れる。

村田さんは、わが子のように稲を育てるので
この状況は、非常に心が痛む状態です。

日本は、雨が多い地域なので
水のありがたさに気付きにくいかもしれませんが
このような稲の状態を見ると
普段の身の回りにある水がどれだけありがたいのか再認識できます。

日照りの中、逞しく育ったササニシキ・ササシグレ

これまでにないくらい日照りの影響を受けたササニシキ・ササシグレですが
逞しく育った稲もあります。

日照りでもガンバっているササニシキ

この稲穂も実は、かなり水不足の影響を受けています。

上の写真は8月末のササニシキですが
本来ならばもっと稲穂も充実して頭が垂れている状態になっているはずなのです。

枯れずに逞しく育っているのですが
8月の日照りの影響は、米粒の品質にも影響を及ぼします。

稲が夏の高温の影響を受けると
米粒がガンバって生きようと呼吸が多くなるので乳白色気味になります。

乳白色のお米は食感が柔らかくなってしまうので
お米の等級的には良くありませんが
今年は、一部高温・水不足の影響を受けた乳白色のお米が混ざることがございます。

今年は、これまでにない8月の日照り続きのため
水不足の影響を受けたササニシキとササシグレですが
逞しく育ったお米です。

自家採種もしていますので、
この厳しい環境下で生きぬいた遺伝子が残っていきます。

年々進化していくササニシキとササシグレをお届けしていきたいと思いますので
どうぞよろしくお願い致します。