ある学校でこんなテストをしたそうです。
先生は言いました。
「クラス全員で答えを見せ合っていいよ。
それでは、テスト開始!」
さて、このクラスの平均点数は
通常、平均点数60点のテストが100点だったそうです。
この方法ならば、全教科90点以上は全員いけそうじゃないですか?
なんたってできる人の答えを見てもいいのだから。
このテストをどう思いますか??
そんなんいい点数とれるに決まってるやん と思いましたか?
周りの答えを見るなんて意味がないテストだなと思いましたか?
一般的には、
これはカンニングと言われる行為で、学校では、禁止事項ですよね。
自力で頑張りなさいと言われ、
全教科いい点数を目指すために勉強しますよね。
そして、学校生活が終わり
社会人となると
今度は、周りと協力しなさいと言われます。
チームの和を乱すななんて言われます。
面白いですね。
「自分の力のみで頑張れ」から「みんなと協力しろ」と
全く逆の要素を要求していますね。
社会人になると
みんながそれぞれのキャリアを積んでいき
その道のエキスパート達が集い、一つのプロジェクトを遂行していきますよね。
みんなが自分の得意分野を持ち、その能力を持って協力しているわけです。
言い換えれば、自分の得意分野を明確にしておかないと
面白いプロジェクトに加わるチャンスがないかもしれません。
初めにテストを見せ合う学校の話をしましたが
まさにこの社会の状態だと思いませんか。
算数が得意な人、国語が得意、理科が得意、英語が得意と
それぞれの力を持ち寄って取り掛かれば
ほぼ全教科100点に近いわけです。
総合点数(総合力)は凄まじいものになるわけです。
こうなると全科目を必死に勉強するのは微妙な感じがします。
初めの取っ掛かりは、こういう教科もあるよと
いろいろ世界を広げるため学べば良いと思います。
しかし、どこかの段階で
自分が興味ある分野があればそれに邁進する方が
卒業してから社会で通用するのでしょう。
Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 23:47 / 井田のササニシキなど伝統米を残す活動コメント&トラックバック(0)