自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店

大分県国東半島の水の特徴-自然栽培米ササニシキ-

更新日:2021年2月18日 公開日:2015年10月7日

美味しいお米作りには
1.土壌 2.環境 3.種籾 4.水 等が影響すると言いましたが
今回は、4.水を見てみましょう。

【世界農業遺産】に認定された大分県国東半島の水環境と言えば
やはり伝統的に活用されてきたため池にあると思います。

瀬戸内海式気候により雨が少ない地域であったことから
先人たちによりため池が作られて活用してきました。

大分県国東半島のため池の水

国東半島の真ん中に両子山という最高峰の山(標高720.6m)があり
そこから放射線状に水系が広がっていますが
各水系の上流には写真のようなため池が設定されています。

また、
このため池の周りには広葉樹林のクヌギ林が植えられています。

このクヌギ林が水の水質に大きく影響をしています。
クヌギ林の枯葉や枯れ枝等が腐植化し、
林の土壌を涵養する水は、ミネラル分豊富な水となり、
水田に使用されます。

お米の収穫時の水分量は
いくらくらいかご存知でしょうか?

人間の体内水分量は約60-70%ですが、
収穫時のお米の水分量は約25%前後です。

それを乾燥機等にかけて約15%ほどにして、
皆さんの注文があるまで冷蔵後で保管するのですね。

一見、お米は乾燥しているように見えますが
水分が15%は含まれているのですね。
国東半島の特徴である森のミネラル豊富と言われる水分が含まれているのですね。

国東半島のため池とクヌギ林

別の角度からとったため池の写真ですが、
広葉樹がよく見えますね。

この広葉樹林の中だけでも生態系が作られており
雨水をろ過するシステムが自然界に作られているのだろうと思います。

今年もこの水を吸って
元気に自然栽培米が育ちましたので
どうぞよろしくお願い致します。


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Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 23:35 / 伝統の自然栽培米作りの現場コメント&トラックバック(0)

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