自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店

稲の出穂とは?ヒノヒカリの出穂を見てみる

更新日:2021年2月18日 公開日:2016年9月14日

大分県国東(くにさき)半島で
農薬も肥料も使用せずに自然栽培米を育てている
村田 光貴さんのヒノヒカリの出穂(しゅっすい)が8月末頃より開始しました。

九州で最も栽培されている品種と言えば
ヒノヒカリです。
(全国では、第3位の作付面積です)

ヒノヒカリは、
5月中旬頃に播種をして
6月中旬から下旬にかけて田植えをし
8月下旬ごろには、出穂開始します。

出穂時のヒノヒカリの状態は
下のような状態です。
ヒノヒカリ出穂

幼い穂がピンと上を向いていますね。
若々しい印象を受けます。

日本での稲作の歴史は約3000年と言われ
私達日本人にとって、
お米は主食であり、
すごく身近な食べ物です。

では、
そのお米の穂がどのように出てくるかをご存知でしょうか?

出穂の仕組みと開花・受精

稲の成長において
最上位葉(最後の一番上に出る葉)を止葉(とめは)と言います。

穂のもととなる幼穂が
止葉の葉鞘(ようしょう)の中で発達し、
表に出てくることを出穂と言います。

出穂時の状態を
イラストで示すと下のようになります。

出穂

出典:東海農政局
http://www.maff.go.jp/tokai/noson/seino/kids/okome/6.html

最後の止葉の下部分(葉鞘)で
出穂前の幼穂は発育し、
葉鞘が膨らみます。

その後、押上がる様に幼穂が葉鞘から出てきます。

稲の出穂と開花・受精に関して
NHKの分かりやすい動画がありますので
下記に紹介しておきます。
稲の開花と受精

出穂してから2~3日後
まだ緑色の籾が左右に開き、
中から雄しべが出てきて開花します。

稲の開花
画像参照:バケツ稲作り観察日記http://homepage3.nifty.com/knmn/ine/ine108.htm

稲の花が咲いている時間は、
午前中10時頃からわずか2~3時間程度です。

雄しべの花粉が
根元にある雌しべに受粉して
受精が終わると開いていた籾が閉じます。

8月末に出穂、10月中旬に収穫のヒノヒカリ

大分県国東半島の
村田自然栽培米ヒノヒカリは
8月末に出穂となり、
10月中旬頃には、稲穂が充実して
収穫時期を迎える予定です。

今年でこの世界農業遺産に認定された大分県国東半島での
農薬も肥料、その他資材も使用しない
自然栽培米作りも5年目となりました。

自然の力のみで育て
より一層純粋で生命力に溢れ
皆様に喜んで頂けるようなお米をお届けできればと思います。

 

 


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Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 05:34 / 伝統の自然栽培米作りの現場コメント&トラックバック(0)

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