自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店

有機栽培米と自然栽培米で大事なポイント-自然栽培米ササニシキ-

更新日:2021年2月18日 公開日:2015年12月9日

大分県の村田自然栽培ササニシキ・ヒノヒカリでは、
土壌環境や田んぼ周辺の環境も考えて
農薬も肥料も一切使用せずに栽培しております。

肥料を与えずに育てると聞いてどのように感じるでしょうか?
栄養不足になって、土地がどんどん痩せていくのでは?と思いますか?

そのために肥料が必要なのではないかと。

化学肥料は、ダメだろうから
有機肥料ならば、きっと土にも良いだろうと思われるかもしれません。

私どものは肥料を使用しないので自然栽培米といいますが、
農薬不使用で有機肥料を使用して栽培したお米は、有機栽培米といいますよね。

私は、農業を学んでいるときに
土作りの為と思い、数々の堆肥を作りました。
牛糞、豚糞、鶏糞、魚粕、米ぬか、生ごみ、草、稲わら、落ち葉、木質チップ
いろいろな資材を組み合わせ、堆肥の発酵状態を調べました。

多種類の菌が住むこの発酵堆肥を土壌にまけば良いはずだと信じ
土壌微生物の働きから調べ、切り替えしの数までいろいろ調査しました。

有機農業法人でも働くことができ
私は、堆肥を作る業務に携わることができ、得意な分野でしたので、それは楽しかったです。

畑にまく堆肥は、草質系ベースの堆肥が良く
野菜の植え付け前には、必ず堆肥を撒き、
その栄養分で収量を上げていました。

残差もあるので、土作りにもなり、収量も上がるので
堆肥は良いなと信じていました。

でもある時にフッと思いました。

この収穫した野菜は、何でできているのだろう?

土の力か
水の力か
生産者の努力の賜物か

それとも
堆肥そのものか・・・・・

人間の体は、自分の食べた物でできています。
それと同じで
米や野菜は、土に存在した物質やエネルギーでできているのです。

そのため有機栽培で有機肥料を施肥をするとしても
どのような有機肥料を施すかが非常に重要だと思うのです。

有機JASで一番推奨されているのは、
圃場で採れた作物の残渣や付近に生えている植物の残渣です。

圃場周りの草などを余分なものを入れずに発酵させるのは良いですね。

逆に牛糞を大量に使った牛糞堆肥を施した畑などでは
結構においがきついところもあります。

植物は、牛糞堆肥でできた植物になるだけでなく
余剰肥料成分が地下水や河川に流出して水質汚染の原因ともなります。

私は有機栽培を否定はしませんが
何のために有機肥料を施しているのかな?と。

単に収量を上げる目的の為?
土壌微生物を活性させ土作りの為?
無肥料栽培より健康的で生命力の溢れる作物を作れると信じている為?

生産者の方の想いがお米や野菜の形になるので
有機肥料を施している有機栽培米を作られる方は、
何のために有機肥料を施しているのか?

無肥料の自然栽培米は、
何のために肥料を施さないのか?

生産者が信じている信念。
これが大事な要素になります。

 


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Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 00:26 / 自然栽培農産物の知識コメント&トラックバック(0)

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