自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店

有機栽培米のササニシキ・ヒノヒカリを直送します!

更新日:2021年2月18日 公開日:2016年8月19日

大分県国東(くにさき)半島の
村田 光貴さんは、
農薬も肥料も使用せずにササニシキとヒノヒカリを育てています。

農薬も肥料も使用しないので
普通は、この栽培で育てたお米を自然栽培米と言います。

一方、
有機栽培米という言葉もありますが
有機栽培米 ササニシキ・ヒノヒカリと聞くと
どのような印象があるでしょうか?

有機栽培米 ササニシキ・ヒノヒカリとは

自然栽培に携わっている方が
「有機栽培も自然栽培も根本は同じだ」と仰っていました。

これは、
どういう事か有機栽培(有機農業)の語源を調べると

有機農法とは
「1971年に農協役員だった一楽照雄が、経済領域を超えた大きな価値を有する
豊かな地力と多様な生態系に支えられた土壌から生み出された
あるべき農業のあり方を考案し、それを有機農業と呼んだ」(Wikipedia:有機農業)とあります。

確かに
有機栽培も自然栽培も同じだと言っていた方も
・土壌の地力
・多様な生態系
この2語をキーワードにしていました。

有機栽培米では、
その後、有機JAS認定でルールが定められ
「化学的に合成された肥料および農薬の使用を避ける」ことが記載されています。

このルールの中では、
有機肥料や一部の天然由来農薬(無機合成農薬)の使用は認められます。

現在の
自然栽培米と有機栽培米の名称の違いは
この有機肥料や一部の天然由来農薬(無機合成農薬)の使用の有無が関わってきています。

有機栽培の原則の考え方は自然栽培!?

1971年に一楽氏が有機農業を提唱した時の思想の根本には
・土壌の地力
・多様な生態系 がありました。

土壌の地力を向上させようとすると
適度な有機物が必要となります。

多様な生態系を向上させようとすると
農薬は使用せずに
適度な有機物が必要となります。

有機物は少ないと土壌の活力がなくなるし
有機物が多すぎると水質汚染にもなるし
生産された農産物も有害な物になる可能性があります。

では、
適度な有機物とは一体どれくらいなのでしょうか?

江戸時代の農業形態を見てみると
そこにヒントがあるように感じます。

江戸時代には
お金を持っている農家は、金肥といって
お金を払って、魚粕や油粕等を購入することができましたが

お金のない農家は、
刈草、草木灰、牛や馬を飼っている場合は厩肥、
人糞尿と自分たちで肥料を自給していました。

お金のない農家さんの自給肥料は
その地域で循環していた有機物を使用しています。

適度な有機物とは
その地域で循環するくらいの量ではないかと思います。

自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリの有機物は地域で循環する量である

自然栽培米と聞くと
無肥料栽培ですので、肥料不足となり、土壌が劣化していくと
考えられる方もいます。

しかし、
20年以上自然栽培米を育てている方もおられ
収量はずっとある程度一定しています。

長年、自然栽培をされている方は
有機物を栄養分と捉えていません。
土壌微生物

上の写真で
堆肥を地域の有機物と置き換えてくださいね。
すると
有機物を与える理由は、
土壌生態系を豊かにすることだと見えてくると思います。

有機栽培の根本にある概念ですね。

自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリにおける有機物とは!?

自然栽培の無肥料栽培だからといって
有機物はゼロというわけではありません。

自然栽培米では、
外部から投入される肥料はゼロですが
その地域にある有機物は、存在します。

主に下の3つですね。
1)  地上部の収穫後の粉砕された稲わら
2) 地下部の残根
3) 冬の間に育った植物

1)  地上部の収穫後の粉砕された稲わら
稲わら収穫残渣

粉砕された稲わらは、太陽・水・土のエネルギーを吸収した
土壌微生物が喜ぶ有機物です。

2) 地下部の残根
自然栽培米の根
自然栽培米での根っこは
一般の慣行栽培の根っこよりも多くなると言われています。
無肥料栽培なので、根っこを広く伸ばす必要があるためだと思います。
そのため
地下部の有機物も増え、土壌微生物が豊かになります。

3) 冬の間に育った植物
冬の水田
収穫後に冬の間に
太陽エネルギーを当てて、草を生やしています。
この有機物も次の代かきには土に戻していきます。

自然栽培米といっても
地域で循環している有機物があります。

有機栽培米の基本の概念である
「豊かな地力と多様な生態系に支えられた土壌から生み出されたあるべき農業」
に一致しているようにも感じます。

有機栽培米ササニシキ・ヒノヒカリも
自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリも
許可された有機肥料や資材等を使用するかどうかの違いはあるものの
根本的な土壌と生態系に目を向けた点では同じなのかもしれません。

 

 

 

 


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Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 11:48 / 伝統の自然栽培米作りの現場コメント&トラックバック(0)

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