今年も新米の季節となりました。
黄金色に輝く稲穂が
風に揺れているのを見ると
「この一粒一粒の米粒が
わたしたち日本人の体作り支えてきたんだなぁ」
としみじみ思いますよね。
コロナウイルス流行から始まった今年の米作は
長梅雨、日照不足
さらにはウンカまで大発生し
多くの米農家を悩ませました。
天草の自然栽培米農家、川﨑さんの田んぼも
長雨の影響で収量が左右されたとのことですが
それでもたくましく育ちました!
<目次>
天草の自然栽培米農家、川崎眞志男さんは
自然栽培歴14年のベテランです。
自然農法を始めたのは
今から30年前の1990年のことです。
それまで天草には
自然農法が普及していませんでした。
川崎さんはその頃から
作物の残留農薬が人体に及ぼす影響を懸念し
自然農法に取り組んできたのです。
農薬使用の慣行農業が全体の9割を占める中
まだ天草にその栽培法が確立していなかった
自然農法に挑むのは、厳しい道のりでしたが
自然農法こそが
”食べた人が元気になれる生命力の高いお米を作れる”
と確信し、邁進し続けました。
2006年には、1町分の水田を自然栽培に切り替え
2012年には、12町全ての水田を
自然栽培に切り替えました。
川﨑さんは、天草に自然栽培米作りを広めた
立役者であり、先駆者となったのです。
川﨑さんの先祖は、米農家です。
代々天草の地でお米を作り続けてきました。
川崎さんは、食べる人の健康を願い
元気になるお米を作るには
自然栽培しかないという強い想いのもと
その道を歩んできました。
自然農法を始めたときは収量が非常に少なく
周囲からも笑われることもあり
苦しい想いをした時期もありました。
しかし、人の体にも
そして地球環境にも良い農業は
自然栽培しかないと揺るぎない確信を捨てず
これまで続けてきました。
天草から全国の人に
自然の生命エネルギーの溢れたお米を
届けてきた川﨑さんは
毎年多くの方から好評の知らせをいただいています。
令和二年の米作は
これまでになく厳しいものとなりました。
通常は6月から7月にかけ稲の花が咲きますが
今年は例年になく雨が降り続けたことで
受粉がスムーズにいきませんでした。
結果、収量が減ってしまったのです。
恵みの雨とはいいますが
あまり降り続けても作物をダメにする。
日光も同じです。
しかし、収量は減っても
力強く育ったのには変わりありません。
川﨑さんの自然栽培に対する
変わらない想いと同じく
自然栽培米もこれまでと変わらない
自然の力と美味しさ、そして川﨑さんの想いが
お米の一粒一粒にぎっしり詰まっています。
温暖な気候である天草は
早期米の栽培が盛んです。
早期米とは、稲の栽培時期を通常より
早めにずらして行う栽培です。
稲自体は一般のものと変わりません。
天草の米作全体の8割が早期米を占めていて
収穫は8月頃です。
今年は長雨の影響で
収穫がやや遅くなりましたが
美味しさは変わりません。
これからも、川崎さんの想いが形になった
自然栽培米ササニシキを
たくさんの人に食べて欲しいと思います!
Tags: 天草、早期米、無農薬、ササニシキ
Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 12:57 / 伝統の自然栽培米作りの現場コメント&トラックバック(0)