お米を食べる時に精米はどのようにしているでしょうか?
村田自然栽培米では、
玄米、5分搗き、7分搗きで対応しておりますが、
5分搗きと7分搗きではどちらの方が白米に近いのでしょうか?
一般に流通しているお米は、白米が多いですよね。
平安時代ごろから精米されたお米は合ったのですが
上層階級の方達だけが食していたそうです。
1650年頃から日本でも精米を生業とする仕事が出てきたようで、
庶民の人たちにも精米されたお米が広がっていきました。
そのため江戸で発生したのが
有名な”江戸患い”ですね。
いわゆる白米により流行ったビタミンB1不足による脚気ですね。
白米は、精米により、胚芽と糠層をそぎ落としますので
お米の持っている栄養分がほとんど残りません。
残っているのは胚乳のみなのですね。
胚芽:お米の先端部分にある薄黄色の部分で
主な成分は、ビタミン・ミネラル
お米の命が宿っている大切な部分です。
糠層:玄米の外側を覆う茶色部分
主な成分は、セルロース
セルロースは消化にしくいが、他の食物の消化吸収を助け
腸の働きを促進してくれる。
玄米の構成比率は
胚芽が全体の3%
糠層が全体の5%
胚乳は全体の92%です。
白米への精米により胚芽と米糠層がそぎ落とされるのですが
これにより栄養素はだいたい1/5から1/3ほどになります。
白米にすると大事な栄養分が取り除かれます。
一方、
玄米のままでは食べにくいという方もおられます。
そのため
白米と玄米の中間層の分搗き米があります。
精米は、
玄米⇒3分搗き⇒5分搗き⇒7分搗き⇒白米 という順では白米に近づいていきます。
各農家さんの持っている精米機によって
精米の度合いが若干異なるのですが、
村田自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリの場合は、下の写真のようになります。
5分搗きであっても白米と同様に普通の炊飯で炊くことができます。
自然栽培米を美味しく食べて頂くことが最も嬉しいので
玄米で食べることが美味しいと感じる方は玄米をご選択頂き
5分搗きや7分搗きが自分達には合っているという方は、ぜひ分搗き米をご選択頂けばと思います。
Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 13:04 / 伝統の自然栽培米作りの現場コメント&トラックバック(0)