自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店

自然栽培米イセヒカリを作る大森さんが語るその特徴とは?

更新日:2021年9月4日 公開日:2020年12月31日

大森さんイセヒカリインタビュー

イセヒカリというお米を
ご存じでしょうか。

イセは伊勢
ヒカリはコシヒカリの
ヒカリが由来。

その昔
伊勢神宮の神田に植えられていた
コシヒカリが突然変異して
生まれたお米です。

発見されて以後
神様が植えたお米として
大切に守られてきました。

そんな神聖なお米、イセヒカリの
食味や栽培の特徴を
熊本県阿蘇市の自然栽培農家
大森さんに伺いました。

イセヒカリとはどんなお米?特徴は?

大森博自然栽培米ササニシキ

イセヒカリは、1989年に
伊勢神宮の神田で発見されました。

当時神田では、もともとコシヒカリが
植えられていましたが
2度の台風で、ほとんどが倒れてしまいました。

しかし、そんな中でも奇跡的に倒れず
生き残った2株のお米がありました。

伊勢神宮

その2株のお米は、黄金色に輝く
お米に育ちましたが
コシヒカリとは全く異なる特性を
備えていました。

このことに気付いた農家により
2株は翌年から試験栽培されることに。

1996年には
2000年を記念するお米として
伊勢神宮より『イセヒカリ』
と名付けられました。

自然栽培米イセヒカリを作る阿蘇の大森さん

大森さんと田んぼ

イセヒカリの特徴は以下です。

①茎が太く倒れにくい
②病気に強い
③無農薬・無肥料でも育てやすい
④冷めても美味しい
⑤食味があっさりしている

実際に、無農薬・無肥料の
自然栽培でイセヒカリを作られている
自然栽培米農家がいます。
大森博(おおもり・ひろし)さんです。

大森自然栽培米苗

大森さんの田んぼは南阿蘇にありますが
イセヒカリは南阿蘇では
あまり作られていない品種です。

自然栽培に向いているとはいえ
多くの手間がかかるお米なので
作る人は滅多にいないのです。

しかし
イセヒカリに魅力を感じた大森さんは
「自分も作ってみたい」
と強く思い、栽培に挑んだそうです。

自然栽培米イセヒカリを作ってみて感じたこと

大森さんイセヒカリインタビュー

大森さんは今では、5反もの田んぼで
イセヒカリを作られています。

実際にイセヒカリを栽培してみて
大森さんが感じたことは
コシヒカリとは
「正反対の重さで、力強い」
ということです。

詳しくはこちらの動画をご覧ください。

まとめ

大森自然栽培米収穫作業

イセヒカリは『神米』とも称され
一時期は高級寿司屋が注目したり
有名なグルメ漫画にも
取り上げられたりするほど
大変貴重で有名なお米でした。

コシヒカリの突然変異ですが
コシヒカリとは反対の食味で
冷めても美味しく、日本酒の原料としても
重宝されています。

大森さんのような若い世代が
イセヒカリを無農薬・無肥料の
自然栽培で育てているのは
非常に意義深いものです。

令和二年の米作は不作となりましたが
過酷な環境を耐え抜いた
イセヒカリの遺伝子は来年の米作に生かされ
そしてより力強い稲に成長することでしょう。

令和三年の大森さんの自然栽培米作りにも
期待が高まりますね。


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Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 13:53 / 伝統の自然栽培米作りの現場コメント&トラックバック(0)

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