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日本、世界での有機農業(有機栽培)普及率|自然栽培米ササニシキサイト

更新日:2021年7月26日 公開日:2016年1月26日

こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田です。

私どもがお届けするお米は
農薬や肥料を使用しない自然栽培米ですが、
まだ普及率は高くありません。

一般の慣行栽培から環境保全型農業に一歩進化した有機農業(有機栽培)は、皆様が良く知る農法ですね。
スーパーでも有機農業という言葉を目にする事が多くなってきたかと思います。

有機栽培農産物の普及率は、食の安全性への意識の高さの指標ですが、日本と世界ではどれくらい有機農業の普及率に違いがあるのでしょうか?

日本での有機農業(有機栽培)普及率

日本では、知名度も上がってきた
有機農業(有機栽培)ですが、
日本での有機栽培の普及率はいったいどれくらいあると思われるでしょうか?

2011有機農業普及率
出典:農林水産省 有機農業の推進に関する現状と課題 平成25年8月

統計年によって異なるかもしれませんが
2010年では約1.2万戸(全体の0.5%)の農家さんが
1.6万ヘクタール(全体の0.4%)で有機栽培されているそうです。
※そのうち、
有機JAS圃場は0.2%
有機JAS圃場以外0.2%(有機栽培をしているが有機JAS認定を取得していない)

日本での有機農業普及率0.4%が高いのか低いのか
世界の有機農業普及率を見てましょう。

世界の有機農業普及率

世界で最も有機農業が先進的な地域は、ヨーロッパです。
気候が冷涼で乾燥していて病害虫が発生しにくいという環境と
人々の食への意識が総じて高いことが有機農業の推進を進めているようです。

世界の有機農業
(出典:IFOAM「The world of organic agriculture」)

イタリアでは、近年のシェアーが9%程度で、ほぼ横ばいとなり高止まりしているが
ドイツやフランスでは、普及率が伸びている。

アジアに目を向けると
日本は0.2%(有機JAS認定のみ)となっているが
有機栽培をしている方(有機JASを取得していない人も含め)総数では0.4%程度なので
ほぼ中国と同普及率といえるかもしれません。

韓国では、近年普及率が倍増し1.0%となっており、
アジアで1.0%以上の普及率の国は韓国のみとなっています。

日本では有機農業は盛んに行われていると思っていましたが
国内での普及率、海外との普及率の比較を見てみると
まだ普及率が低い事が見えてきました。

イタリアの普及率が高いのですが
イタリアでは、昔から伝わる食品と地域自立を守ろうとする精神が伝統的に根付いており、
各地域での歴史や伝統、文化などの地域に対するこだわりと農業が一体化しているようです。

日本では、
夏場の高温、雨が多い気候ゆえに雑草や病害虫の発生しやすい等の要因がございますが
安心安全の食材を作っていく農家さんが増えることを願うばかりです.

農薬を使用せずに田畑の生物達の命を守る農業で育った
命のある作物をぜひ子供たちに食べていってもらいたいですね。

 

 

 


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Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 09:53 / 自然栽培農産物の知識コメント&トラックバック(0)

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