自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店

有機栽培米に許可された農薬-自然栽培米ササニシキ-

更新日:2021年2月18日 公開日:2015年12月18日

私どもは、
大分県国東半島の自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリを
世の中に広めています。

農薬も肥料も使用しない栽培が自然栽培と言われる農法で
自然の力のみでササニシキを育てるシンプルな農法なのですが、
奥はすごく深いです。

私は、10年ほど前に有機農業法人で働いていました。

これからは、有機栽培、オーガニック農法の時代だという流れもありましたので
既にその頃には、自然農法の学びを受けて土台はできていましたが、
有機農業も体験するために、有機農業法人で働きだしました。

その有機農業法人は、しっかりしたところで農業に対する軸もありましたので
まっとうな有機農業法人でした。

その一方でいろいろと考えることもありました。

本当に有機農業とは、安全なのでしょうか?

有機農業には、許可された農薬がある

有機JAS認定では、「有機農産物」規格があり、認定されて初めて
JASマークが貼られます。
有機JAS認定において、「有機農産物」とは
「化学的に合成された肥料および農薬の使用を避ける」ことが記載されています。

つまりは化学的に合成されていない農薬なれば使用できるわけです。

有機JAS認定では、31種類の農薬を使用許可しています。

・無機農薬(無機硫黄剤、ボルドー液等の無機銅
・天然由来の物質(生石灰、マシン油、BT菌由来等)
・フェロモン剤、天敵利用

有機合成農薬は使用不可だが、無機合成農薬は可としています。

自然界に存在していない有機合成農薬は、自然界に残留したり、
食物連鎖の中で生物濃縮する危険性があるために使用不可となっている。

無機合成農薬は、残留性の危険性がないという事で区別されています。

もちろん有機農業をされている方には
純粋に農薬とつくものは一切使用せずに栽培されている方もいます。

このあたりをよく知りたい方は
直接米農家さんに聞かれると教えてくれるかと思います。

自然農法・自然栽培に関わる方は、
どのような農薬でも使用しません。

それは、おそらく視点の違いかなと思います。

見た目のいい物をつくる。
規格に合ったものを作る。
収量を上げるために作る。

このような視点は誰にでもあります。

もちろん自然栽培をされている方にも少なからずあるかと思います。

しかし、
自然栽培家さんたちと話をすると
もう一つ違う視点があります。

それは、

土壌微生物・土壌生物の事を考えている。
命を繋ぐ食べ物を作ろうとしている。

このような視点が
ほんの少し他の方よりも強いのかもしれません。

大分県国東半島の村田自然栽培米ササニシキ・ヒノヒカリも
そのような想いの中で育てられているお米です。

ぜひ、命を繋ぐ想いで育てた
お米をお楽しみ頂けたらと思います。


Tags: ,

Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 11:03 / 伝統の自然栽培米作りの現場コメント&トラックバック(0)

伝統の自然栽培米商品一覧

メルマガ登録はこちら

LINE登録はこちら