お米だけでなく、野菜など多 くの作物が育つのに欠かせないもの
それは、土です。
皆さんの足元にある土の中には、微生物がいます
1gの土の中だけでも、数億~数十億匹もの微生物が生
この微生物たちは、地球にとって非常に重要な役割を担っ
中には、ダイオキシンや残留農薬など
人間が合成した有
このような微生物は、化学物質で汚染した土壌を修復する
バイオレメディエーションと呼ばれる環境浄化技
自然栽培でも、この微生物の働きによって浄化された土の
前田さんのミナミニシキこだわりの土についてご紹介します。
<目次>
自然栽培の土には、農薬や肥料が一切入っていません。
慣行栽培において使用した農薬や肥料が少なからず残っている土は使用せず
自然栽培歴5年以上の土を使用しています。
上の写真をごらんください。
地上部では成長が遅いのですが、地下部ではこれだけ根っこを張っています。
肥料を与えられていては、これほど根っこを張れません。
これだけの根をしっかりと地面に張り巡らし大地から稲自身の力で栄養素を吸い上げる。
生命力の違いを感じますね。
自然栽培米の土壌は、土壌微生物が多いために土が柔らかくなってきています。
育苗(いくびょう)という作業をご存知でしょうか。
発芽直後の作物は風雨などに弱く、病気や害虫の被害も受けやすくなっています。
育苗とは、この時期の作物を集め、保護し育てることをいいます。
田植え前に行うこの育苗。
自然栽培において、種まきに使われる育苗土にも
農薬や肥料は一切含んでいない土を使用しています。
一般的には、肥料を加えられたり、薬剤で殺菌処理をされたりする育苗土もあるようですが
前田自然農法米ミナミニシキでは、
肥料も薬剤も加えていない山土を使用しているのです。
種まきが完了した育苗箱です。
画像では全てが写っていないのですが、1200枚以上はあります。
令和元年度の九州の稲作では、ウンカ(お米につく害虫)が大発生しました。
さらにその後、台風の影響で稲が倒れ、稲の成長と収穫が非常に厳しい年となりました。
しかし、前田自然栽培米ミナミニシキの水田では
不思議なことに、ウンカの被害がありませんでした。
無農薬・無肥料の自然栽培米ミナミニシキ作りは令和元年度で13年目となりましたが
今年は特に、収穫時にクモやテントウムシが多く見られました。
前田自然栽培米ミナミニシキの田んぼは、無農薬のために多くの生物が棲んでいます。
この多様な生物の環境が前田自然栽培米ミナミニシキの特徴の一つであり
ウンカの被害がでない要因の一つとなっています。
自然栽培米ミナミニシキを通して
昔の日本人が食べてきた
生命力溢れる米のエネルギーをご堪能ください。
Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 09:00 / 伝統の自然栽培米作りの現場コメント&トラックバック(0)