お米が原因で引き起こされるアレルギーには2つのタイプがあります。
1.タンパク質が原因となるアレルギー
2.でんぷんの種類が原因となるアレルギー
昔から研究されていた、タンパク質がアレルギーの原因だという考えです。
低タンパク質米というのも出ているようですねアレルゲン(アレルギーの原因)となるたんぱく質は、
主に米ぬか層に含まれているので分搗きや白米が良いとも言われています。
お米の品種の主流は、粘りと甘みがある「コシヒカリ」でしたが
最近、アレルギー体質の方にはササニシキが良いのではと
ササニシキが見直されてきました。
お米のでんぷん質は、大きく2つあります。
一つはアミロース、もう一つはアミロペクチン。
分かりやすく言うと
アミロースが多いとパサパサ。
アミロペクチンが多いとモチモチ。
お餅は、100%アミロペクチンです。
これまでお米の品種改良の歴史では、
粘りや甘さにこだわり、いかにアミロースを減らしアミロペクチンを増やすかということだったんですね。
ところが、ここ最近
モチモチ系のお米を食べると米アレルギーの症状が出てくるという方が多くなったようです。
どうやらこのアミロペクチンが米アレルギーに何らかの影響を与えているのではと言われているようです。
これまで粘りや甘味を目指し、アミロペクチンを増やすお米を目指して
コシヒカリを化学物質で突然変異させ、粘りや甘味を高めた品種も出てきました。
しかし、
また農薬や肥料を使用しない自然栽培の世界でササニシキが見直されてきたのは
昔に立ち返って本来のお米を見直してみようという兆しのように感じます。
参考にアミロース含量を大まかにいうと
ミルキークィーン10-12%、コシヒカリ約15%、ササニシキ約20%
確かにササニシキは、さっぱりとしており食べやすいです。
でんぷんのアミロースは、消化に良くブトウ糖に分解されやすい特徴があり
アミロースが多いお米の方が体に負担をかけない優しいお米と言えるようです。
(アミロペクチンは分子構造上消化に悪いようです。)
品種改良がされていく前の
昔ながらのササニシキ系のあっさりとしたお米も見直しても良いかもしれません。
農薬や肥料を使用しない自然栽培を行い
さらに自家採種をしていくとコシヒカリ系のお米であっても自然とあっさりとしたお米に向かっていきます。
やはり、このあっさりとしたお米が
本来の自然に近いお米ではないかと思っています。
Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 00:01 / なぜササニシキ・旭など伝統のお米コメント&トラックバック(0)