こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田敦之です。
福岡県朝倉市三奈木に、「自然栽培米を通して日本を変えよう」という想いを持った自然栽培米農家、松本一宏さんがおられます。
松本さんが栽培しているのは、現代主流のお米とは対極にある硬質であっさりした食味の「イセヒカリ」です。
「イセヒカリ」をご存じでしょうか?「イセヒカリ」は、実にストーリーと個性のあるお米です。松本さんがなぜこのイセヒカリを自然栽培で育てようと思われたのか?
松本さんご本人にイセヒカリの特徴を動画でお話頂きました。
<目次>
イセヒカリは、伊勢神宮の神田で栽培されていたコシヒカリから生まれたお米です。
1989年秋、2度の台風に見舞われても倒伏しなかった2株のコシヒカリから育成されました。
発見後8年間は門外不出とされ、伊勢神宮の神前に供えられていましたが、1997年に伊勢神宮から全国の神社に種籾が配られました。その後2005年に商標登録され、全国に普及しました。
イセヒカリは、2度の台風にも倒れなかった稲から生まれ、「神が播いた奇跡のお米」として名高く、その由緒から縁起の良いお米として一般家庭の神棚にもよく供えられているそうです。
現在でも伊勢神宮では、イセヒカリを御新米として奉納しています。
コシヒカリから生まれたイセヒカリですが、おもしろいことに食味はコシヒカリとは全く異なり、硬質であっさりした特徴があります。
松本さんとイセヒカリの出逢いは、群馬県の自然栽培米農家さんからイセヒカリの種籾を頂いたのが始まりです。その群馬県の自然栽培米農家さんは、伊勢神宮より直接イセヒカリの種籾を頂いたそうです。
松本さんのイセヒカリの種籾には、日本古来の神様の魂が宿っていると考え、松本さん自身もイセヒカリの自家採種を続けて、今もなお種籾を守り続けています。
自家採種を続けることで収穫時期が遅くなったり、あっさりした食味になったりと松本さんの自然栽培環境の中でお米が進化をしていると言います。
松本さんにイセヒカリと出逢った経緯や栽培における特徴についてお話頂きました。
松本さんとイセヒカリとの出逢い
※写真:松本さんの自家採種したセヒカリの種籾(翌年の栽培に使用)
松本さんの目指しているお米は、食べた人の命を養う生命力に溢れるお米(玄米)。
生命力の高いお米を作るには、下記の3つが大事だと考えています。
1.無農薬・無肥料の自然栽培
2.自家採種
3.その土地に適した品種
松本さんはこれまで数種類のお米を作られてきましたが、イセヒカリは松本さんの土地に非常に合っているお米だと言います。
松本自然栽培米イセヒカリを通して、体と心が喜ぶ自然のエネルギーを感じて頂きたいと考えています。
食味は、毎年の天候や自家採種による進化で変化します。それも含めて自然の産物であるイセヒカリを楽しんで頂ければと思います。
Tags: 自然栽培, 自家採種, コシヒカリ, イセヒカリ, 三奈木
Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 10:08 / なぜササニシキ・旭など伝統のお米コメント&トラックバック(0)