自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店

ササニシキやイセヒカリなどあっさり系のお米のアミロース値はどのくらい?

更新日:2025年8月18日 公開日:2021年3月13日

自然栽培米旭の玄米

こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田敦之です。

お米は、「アミロース」と「アミロペクチン」という成分でできています。

「アミロペクチン」の値が高いと、粘りと甘さのあるお米になり、「アミロース」の値が高いと、あっさりした食味のお米になります。

【ササニシキ】や市場ではあまり流通していない【イセヒカリ】などは、アミロース値が他のお米よりも高い傾向にあり、食味はあっさりしています。

今回は、ササニシキとイセヒカリのアミロース値と、アミロースにはどんな効果が期待できるのか、解説します。

ササニシキとイセヒカリのアミロース値

ササニシキ

現在、流通しているお米のほとんどは、コシヒカリの遺伝子が含まれています。

1970年代に日本では美味しいお米と言えば「コシヒカリ」となり、現在でも一般的に好んで食べられるお米の食味は、甘くてもっちりしたお米です。

コシヒカリはのアミロース値は、16%前後だと言われていますが、最近はミルキークイーンなどの低アミロース米も出回っていますね。もちもちしたお米のアミロース値は、約9%~16%だと言われています。

対して
ササニシキやイセヒカリのアミロース値は20%前後と言われています。

ササニシキ

ちなみに、パサパサしたお米で知られるタイ米のアミロース値は28%前後と言われています。

コシヒカリとササニシキ・イセヒカリの差はたった3~4%の違いですが、食味は大きく異なってくるのですね。

アミロースにはどんな効果が期待できる?

ササニシキ

アミロース値が高いお米は、GI値が低い特徴があります。

GI値とは、食後血糖値の上昇を示す指標のことで、GI値の高い食べ物をたくさん食べると、血糖値が高くなると言われています。血糖値が高くなると、糖尿病や高血圧など生活習慣病を引き起こしてしまいます。

一般にGI値よって下記のように分けらているようです。
70以上:高GI食品
56-69:中GI食品
55以下:低GI食品

低アミロース米はGI値80前後と言われており、ササニシキやイセヒカリは、GI値60前後と言われています。GI値が低いので、血糖値の上昇が緩やかで体に優しいお米だと言えます。他のお米と比べると血糖値の上昇も緩やかなのです。

ササニシキやイセヒカリは、アミロース値が高い分、粘りや甘さはありませんが、そのあっさり食味は酢飯やチャーハン、リゾットに活かせるでしょう。

ササニシキ

実際に、ササニシキは今でも寿司職人には根強い人気がありますし、ササニシキを使用していることをアピールポイントにしている寿司店もあります。

また、アレルギーにも効果が期待できることが分かっています。(これについてはこちらの記事をご覧ください

ササニシキのアミロース値とお米アレルギーの関係

無農薬・無肥料のササニシキとイセヒカリを作っている自然栽培米農家

自然栽培米農家3名

松本一宏さん

松本さんは、福岡県朝倉市で15年以上にわたり自然栽培米ササニシキ・イセヒカリを作っています。

松本さんと少し話せば「本物の自然栽培米農家だな」と感じるでしょう。「自然栽培米を通して、大地のエネルギーを感じてほしい」と語る松本さんのササニシキ・イセヒカリを味わって頂ければと思います。

松本さんの自然栽培米ササニシキ・イセヒカリはこちらから

大森博さん

大森さんは熊本県南阿蘇で、山から湧くミネラル豊富な天然水を使用してササニシキを作られています。

米作りでササニシキを選んだ理由は、農業を習っているとき師匠が作ったササニシキの味に感動したからと言います。さらに人の体にも自然環境にも優しいササニシキを追求して自然栽培で作られています。

大森さんのササニシキはこちらから

諌山英城さん

大分県日田市でイセヒカリを作っている諌山さんは、25年前に脱サラし、自然栽培を始めました。

自然栽培を始めたきっかけは、それまでの都会生活の中で「本来の生き方」「本来の食べ物」とは何かを考えさせられたからです。「誰もが安心して食べられる無農薬・無肥料の農産物を届けること」という答えにたどり着き、無農薬・無肥料のイセヒカリをお届けしています。

諌山さんのイセヒカリはこちらから

まとめ:ササニシキやイセヒカリなどあっさり系のお米のアミロース値

ササニシキ

お米は、常に時代に合った最良のお米を目指して品種改良されてきました。

現在、日本には、およそ1000種類ものお米が登録されています。

1970年頃から粘りや甘味のあるお米が主流となり、もちもち系のお米が増えてきました。

一般にもちもちしたお米のアミロース値は、約9%~16%だと言われていますが、昔のお米はあっさりしていたお米が多く約20%前後だったと思われます。

あっさりしたお米は、血糖値の上昇も緩やかになるので体に優しいお米と言えます。

お米は自分が美味しいと感じるお米を食べるのがベストですが、お米には個性がありますのでいろいろなお米を食べ比べてみるのも面白いです。

自然栽培米一覧はこちら


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Posted by 自然栽培米ササニシキ-在来種・伝統のお米産地直送専門店 at 14:01 / 食味を知る!伝統のお米コメント&トラックバック(0)

私たち「ナチュラルスタイル」は自然栽培の現状や考え方を広く知ってほしいと思っています。
今回の記事が参考になりましたら、ご自由にこの記事をシェアー下さい。

【参照元】ササニシキやイセヒカリなどあっさり系のお米のアミロース値はどのくらい?

https://oita-shizen-kome.com/taste/index-3840.html

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